電車で…子連れの母親を手招きする年配男性。2時間後⇒「おじちゃんありがとう」子どもが頭を下げた理由に涙…

電車で…子連れの母親を手招きする年配男性。2時間後⇒「おじちゃんありがとう」子どもが頭を下げた理由に涙…
毎日の通勤や通学に欠かせない公共交通機関。 今回はそんな公共交通機関にまつわる『心温まるエピソード』をご紹介します。
目次

2時間の「特等席」

これは何十年も前、私がまだ小学校へ上がる前の話です。 父は仕事で休みが取れず、母と姉、そして私の3人で旅行に行った帰りの電車での出来事です。

当時は夏休みシーズンで混雑しており、座る場所がなく、私たちは立っていました。

そして電車が出発した直後のことです。 出入り口付近に座っていた、杖を持ったスーツ姿の60代くらいの男性が、私たちに向かって「おいでおいで」と手招きをしたのです。

そして母にこう声を掛けました。

「良かったら、お嬢ちゃん。ここへ座りなさい」

男性は自分の膝をポンポンと叩きました。 席を譲るのではなく、なんと「私を膝に乗せてくれる」というのです。

令和の今だと、見知らぬ大人が子どもにそう声を掛けることは少ないかもしれません。 ですが、当時は昭和。 その男性の申し出は純粋な善意によるものでした。

男性はとても親切で、私たちが電車を降りるまでの約2時間、ずっと私を膝に乗せてくれていました。 そして駅に到着し、降りるときのこと。

私が男性に「おじちゃん、ありがとう!」と頭を下げると、男性は「気をつけてな」とニコニコ手を振ってくれました。 今でも心に残る、温かい思い出です。

(女性/42歳/会社員)

※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。

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監修者

おやこのへや編集部

心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。

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