お子さんが自力で歩いて登山を楽しめるようになるのは、歩行が安定してくる3歳頃からが目安です。 ただし、この時期はまだ脚力や集中力に限りがあるため、「登山」と意気込むよりも、無理のない平坦な山道を歩く「ハイキング」レベルから始めるのが良いでしょう。
小学校に入学する6歳以上になると、体力もつき、徐々に本格的な山登りにも挑戦できるようになります。
一方で、保護者の方がベビーキャリアで背負って登る場合は、生後6ヶ月頃から山に入ることが可能です。 その際は安全のため、前抱っこは避けて必ず登山専用のベビーキャリアを使用し、製品の対象年齢をしっかり守って楽しむようにしてください。
デビュー戦の場所としては、ご自宅から近い「里山」や、普段から見慣れている身近な山を選ぶのがおすすめです。 いつも見ている山に登ることで、お子さんも「あそこに登ったんだ!」という実感が湧きやすく、次の挑戦への意欲にもつながります。
最初の目標としては、標高300m程度、距離にして4kmくらいの道のりを、休憩を含めて3時間ほどで歩ける山を目安にすると、ハイキング感覚で無理なく楽しめます。 登山道がしっかりと整備されており、ムササビなどの小動物に出会えるような自然豊かな山であれば、お子さまの好奇心も刺激され、より思い出深い体験になるはずです。
安全に歩くために足元を保護する「登山靴」は非常に大切ですが、市販の登山靴は16cmからのサイズ展開が一般的です。 もしお子さまの足がこのサイズに満たない場合は、足への負担を考慮し、本格的な山登りはまだ避けた方が無難でしょう。
また、山の天気は変わりやすいため、防風対策にもなる雨具や、体温調節がしやすいコンパクトな上着は必ず準備してください。 熱中症対策としては、水やお茶だけでなく、体内への水分吸収が早いハイポトニック飲料を用意しておくと安心です。
子どもとの登山は、おやこにとって一緒に成長できる素晴らしい体験になります。 しかし、リスクを避けて安全に楽しむためには、正しい知識と準備が欠かせません。 この記事を参考に、万全の準備でおやこ登山デビューに挑戦し、忘れられない思い出を作ってくださいね。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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