満員電車で…母親と女の子が乗車。降車時⇒「皆さん、ありがとうございました」母親が涙した乗客の行動とは…

満員電車で…母親と女の子が乗車。降車時⇒「皆さん、ありがとうございました」母親が涙した乗客の行動とは…
毎日の通勤や通学に欠かせない公共交通機関。 今回はそんな公共交通機関にまつわる『心温まるエピソード』をご紹介します。
目次

無言の連携プレー

朝の満員電車で、つり革につかまりながら押し合いへし合い揺られていたときのことです。

ある駅で母親と女の子が乗ってきました。 車内は満員のため掴まるところもなく、おやこは人の波に押されながら、私のすぐ近くに立ちました。

しかし、電車が大きく揺れ、女の子がバランスを崩して転倒しそうになった瞬間です。

私が思わず手を伸ばしたのと、全く同時でした。 驚くべきことに、周りの数人の手も一斉に女の子を支えようと伸びていたのです。

誰かが声をかけたわけでもないのに、四方八方から女の子を守るように支える手が集まり、まるで打ち合わせたような一体感が生まれました。

みんな見ていないようで、意外と子どものことを気にしているし、いざというときは守ろうとしてくれる。 殺伐とした車内でそんな姿を目の当たりにして「日本もまだまだ捨てたもんじゃないな」と胸が熱くなりました。

そして駅に着いたときです。 女の子のお母さんが、目を潤ませながら深々と頭を下げました。

「皆さん、先ほどはありがとうございました…!」

手を伸ばした私たちはちょっと照れ臭そうに会釈していて、ちょっと微笑ましい光景でした。

普段は冷たく感じる都会の通勤電車。 でも、こんな温かい瞬間が確かに存在するのだと実感した出来事です。

(男性/32歳/会社員)

※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。

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監修者

おやこのへや編集部

心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。

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