【お正月の食育】お雑煮ってどんな食べ物?由来や意味について

【お正月の食育】お雑煮ってどんな食べ物?由来や意味について
お正月に家族で味わうお雑煮は、新年の始まりを感じる料理のひとつですよね。毎年のように食べているけれど「どのような意味がある料理なのか」を意識することは少ないのではないでしょうか。この記事では、お雑煮の名前の由来や、お雑煮に入れる具材の意味について詳しく紹介します。
目次

お雑煮は日本の伝統的な料理です。 長い歴史や込められた願いを知ると、いつもの一杯がさらに美味しく感じられるかもしれません。

そんなお雑煮について以下で詳しく紹介するので、お正月の食育としてぜひ子どもにも伝えてみてくださいね。

お雑煮ってどんな食べ物?

お雑煮は、平安時代から食べられていたともいわれているお祝い料理です。 室町時代には武士の家で特別な料理として出され、やがて庶民にも広まりました。 名前の「雑煮」は、もちや野菜を一緒に煮る「煮雑ぜ(にまぜ)」から来ています。

また、お雑煮は地域によって入れるもちの形や味つけが異なります。 関西では丸もちを白味噌仕立てでいただくのが一般的で、関東では角もちをすまし汁で食べることが多いです。

お雑煮に入れる具材の意味について

お雑煮にはさまざまな具材が入っており、それぞれに意味があります。 また、地域によっても具材が変わるのがおもしろいところです。

ここでは、お雑煮に入れる具材の意味について5つ紹介します。

もち

丸もちには「家庭円満」の意味が込められています。 また、もちはよく伸びることから、長生きの象徴ともされています。

だいこん

だいこんは丸く切ることで角が立たず、家族が仲良く円満に過ごせるように、という意味が込められています。

里いも

里いもは「親いもにたくさんの子いもがつく」ことから、子孫繁栄の象徴とされています。

かまぼこ

日の出を思わせる形のかまぼこは、正月料理には欠かせない縁起物です。 紅白の色合いが、お雑煮に華やかさを添えてくれます。

鶏肉

鶏肉は全国的に使われることが多く、だしの旨味を出す定番の具材です。 語呂合わせから「福を取り入れる」という縁起を担ぐ解釈もあります。

お雑煮の由来や込められた意味について知り、お正月をおやこで楽しく過ごしましょう!

お雑煮は、さまざまな願いが込められた料理であることが分かりました。 もちやだいこん、里いも、かまぼこ、鶏肉など、具材ひとつひとつに込められた願いを感じながら、おやこでお雑煮を囲む時間を楽しんでくださいね。

きっと新しい1年がより豊かに始まりますよ。

ライター/監修者:haya(管理栄養士)

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監修者

管理栄養士 haya

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執筆者

管理栄養士 haya

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