こんにちは。おやこのくふうライターの西方です。
子どもが大好きなダンゴムシ。外で見かけて「飼いたい!」と言い出す場合もあるでしょう。
せっかく飼うなら、子どもが自分でお世話ができる、簡単なダンゴムシの飼い方を紹介します。
また、急に飼うことになった際に対応できるペットボトルを使った家の作り方や、ダンゴムシを弱らせないために注意したいポイントも紹介します。
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ダンゴムシを飼うのに必要なものはこちらです。
ダンゴムシの家になる飼育ケースは、市販の昆虫ケースのほか、紙パックやペットボトルなどでもOK!ダンゴムシをよく観察するには透明の飼育ケースがおすすめです。
蓋も透明で中の様子を観察しやすい飼育ケース。スリットがないため、小さなダンゴムシの脱走を防止し、保湿性にも優れています。
飼育ケースに土を敷きます。ダンゴムシがいた場所の土でOKですが、ダニやミミズなどの混入が心配な場合は市販の昆虫用腐葉土を使うといいでしょう。腐葉土は粒の荒いもののほうがダンゴムシが潜りやすくおすすめです。
高熟成・高発酵タイプの昆虫マットです。飼育環境が安定しやすく、初めての昆虫飼育にも適しています。
土の上には落ち葉や木の枝、小石などを入れます。土の乾燥を防ぐほか、ダンゴムシの餌にもなりますよ。ダンゴムシがいた場所で拾ってくるか、市販の木の葉を使いましょう。
ダンゴムシの餌を用意します。ダンゴムシは雑食で、落ち葉や木の実のほか野菜も食べます。野菜をあげる場合は必ず洗ってからあげるようにしてください。動物性タンパク質やカルシウムの補給のために鰹節やチーズをあげてもいいですよ。
▼詳しくはこちらをチェック! ダンゴムシの食べ物は何?コンクリートを食べるって本当!?ダンゴムシの餌やすみかなど飼育ポイントも紹介
ダンゴムシの飼い方と、注意点を解説します。
飼育ケースに土や落ち葉、小石などを入れてダンゴムシの家を作ります。土の深さは3〜5cm程度で、霧吹きなどを使って土を適度に湿らせておきます。
落ち葉などはダンゴムシの隠れ場所になります。飼育ケース以外の蓋つき容器などを使用する場合は、必ず空気穴を開けるようにしてください。
ダンゴムシにとって乾燥は大敵です。2〜3日に1回はケース内をチェックして、適宜霧吹き等で保湿するようにしてください。土がしっとりと湿っていて、容器の壁面には水滴がつかないくらいが目安です。
餌を放置するとカビの原因となるため、こまめに交換するようにしてください。ペットボトルの蓋を餌置きにすると交換しやすくおすすめです。
ダンゴムシを長く元気に飼うために、次のポイントに注意しましょう。
ダンゴムシがいた場所の土を使う場合は、ダニやほかの小さな虫が混入する場合があります。腐葉土も種類によってはコバエなどが発生することがあるため、一度乾燥させたりビニールに入れて冷凍したりしてから使うと安心です。
また、湿った環境が好きなダンゴムシの飼育では、カビの発生にも注意が必要です。こまめに飼育環境をチェックし、掃除や餌の交換をしてあげましょう。
飼育環境は保湿が大切ですが、 ダンゴムシに直接水をかけるのはNGです。ダンゴムシが息を吸う部分に水が入り溺れてしまう危険があるため、霧吹きや掃除の際は注意してください。
ダンゴムシがコロンと丸まる姿がかわいらしく、ついつい触ってみたくなるかもしれませんが、ダンゴムシは命の危険を感じています。ダンゴムシの負担になるため、 触りすぎないように心がけましょう。
子どもが急にダンゴムシを連れ帰って「飼いたい!」と言ってきたとき、すぐには土や飼育ケースを用意できませんよね。飼育環境を整えるまでのつなぎとして、土なしでの飼い方を紹介します。
ダンゴムシの家には、牛乳パックや空きプラ容器などを使います。乾燥や脱走を防ぐため、果物が入っていた容器やヨーグルトパックなど蓋つきのものがおすすめです。蓋がない容器の場合はラップで蓋をし、空気穴を開けておきます。
土はキッチンペーパーやティッシュペーパーで代用できます。ペーパーを短冊状に割いて入れましょう。さらに、保湿のために水を含ませた脱脂綿や小さく畳んで湿らせたティッシュも入れておきます。
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保湿にさえ気をつければ、ダンゴムシを飼うのはさほど難しくありません。ダンゴムシの寿命は3~4年ほど。うまくいけば繁殖や脱皮の様子も観察できるかも。毎日お世話ができるようにやることを書き出したり、担当を決めたりして子どもといっしょに飼育を楽しんでみてください。
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ライター 西方 香澄
徳島で生まれ育ち、大学進学を機に神戸へ。養護教諭・児童発達支援など教育に従事したのち独学でライティングをはじめる。夫・1歳になった娘とクリエイティブな毎日をつくるため、現在デザインも勉強中。
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