6年間お世話になったランドセル。もう使うことはないけれど、丈夫に作られたランドセルはまだ使える状態でもったいない…。
そんな時は、ぜひランドセルの寄付を検討してみましょう。
寄付されたランドセルは、ランドセルを必要としている子どもたちの元へ届けられます。例えば、下記の子どもたちにランドセルを使ってもらえます。
寄付する側は、使わないランドセルを役立ててもらえてうれしいですし、受け取った側はランドセルで通学できる。ランドセルを寄付することは、助け合い・社会貢献につながるといえます。
世界に目を向けると、子どもが労働力となっており、教育を受けることに否定的な国や地域があります。貧しい地域で子どもが仕事を手伝っている場合や、自身が教育を受けてこなかったため学校に行くメリットがよくわからない場合、就学させないケースがあるのです。
しかし、子どもがうれしそうにランドセルを背負った姿を見て、就学への意識が変化。少しずつ教育の重要性が浸透し始めています。ランドセルの寄付によって、1人でも多くの子どもが学校に通えるといいですね。
ランドセルは日本独自のもの。寄付は、どこでもできるわけではありません。
寄付団体に到着したランドセルはいったん倉庫で保管され、ボランティアやスタッフの手で検品・箱詰めされてから、子どもたちに届くしくみです。
しかし、ランドセルを子どもたちの元に届けるには輸送コストがかかります。そのため、輸送費として寄付金を納めることを条件としている団体も。また、旅行者や駐在員など、現地へ行く人に協力してもらい、ハンドキャリーで届ける団体もあります。
寄付金や海外輸送経費については団体によって異なりますので、事前に確認しておきましょう。
寄付したいランドセルを、寄付を受け付けている企業・団体に持ち込める場合があります。例えば、イオンの「思い出のランドセルギフトプロジェクト」では、受付期間にイオンの店舗へランドセルを持ち込むことで寄付が可能。
国際協力NGOジョイセフと共同で、アフガニスタンの子どもたちにランドセルを届けました。(注:現在は受付終了)
アフガニスタンでは、女の子の就学率・識字率がとても低い状態にあるのだとか。ランドセルが学校へ通うきっかけになるといいですね。
ランドセルの寄付を受け付けているNPO法人や活動団体に送ることで、ランドセルの寄付ができます。寄付を受け付けている団体はたくさんありますが、基本的には輸送経費を振り込んだあとに指定倉庫に送付する方式。団体によって寄付方法が異なるので、詳細はHPなどで確認しましょう。
クラレやソフトバンクなど、ランドセル寄付を受け付けている民間企業へ寄付する方法もあります。企業の公式サイトに受付期間や注意点などの詳細が記載されているので、指示に従って準備しましょう。(注:ソフトバンクは現在受付中止中)
寄付プロジェクトのホームページでは、ランドセルを届けた際の子どもたちの様子を写真で見ることができます。笑顔がまぶしいですよ!
ランドセルの寄付を受け付けている団体や企業を紹介します。具体的な寄付の方法についても紹介しますので、寄付先選びの参考にしてください。
国際協力NGOジョイセフ(JOICFP)は、女性の健康や権利を推進する日本生まれの国際協力NGOです。「思い出のランドセルギフト」を実施し、アフガニスタンへランドセルを寄贈しています。これまでアフガニスタンに寄贈したランドセルは24万個以上。パートナー企業も多く、精力的に活動しています。
国際協力NGOジョイセフ(JOICFP)「思い出のランドセルギフト」に寄付をする
特定非営利活動法人 ワールドギフトは、物品の寄付支援を中心に、命を守る支援を行う国際協力NGOです。
一部の再利用できない品を除き、ランドセル以外にも服や日用品、雑貨などの寄付ができます。これまでの支援実施国は92か国。インスタグラムのアカウントに現地画像を掲載していますよ。
NPO法人グッドライフは、家庭の不用品の寄付を承る専門サイト「セカンドライフ」を運営しています。
寄付1箱ごとに、発展途上国の子どもたちにワクチン募金を行えるのが特徴。また、寄付先の選定にも独自の基準を設けており、寄付品の利用状況や感想を写真や動画、文章で送ることを条件に品物を譲るルールになっています。
NPO法人もったいないジャパンは、もったいない精神のもと、まだ食べられる食料や日用品を社会に還元していくことを目標としている団体です。
寄付された書き損じはがきや金券、骨董品などは現金査定を行う団体に送り、配送料や人件費に活用。それ以外の品物は国内外の福祉団体へ寄贈されます。幅広い品物を寄付できる団体です。
KIFUcocoは不用品の回収・買取・寄付活動を行う株式会社です。寄付されたランドセルは児童施設やタイやフィリピンの子どもたちへ寄贈されます。
事前連絡不要で指定の住所に送付可能。7つの団体の中から希望の寄付先を指定できるのも特徴です。寄付の実績をHPで公開しているので、気になる人は確認してみましょう。
株式会社クラレは、ランドセル用素材の約7割のシェアを占める人工皮革<クラリーノ®>を生産しています。
「ランドセルは海を越えて」という国際社会貢献活動を主催しており、寄付されたランドセルはアフガニスタンの子どもたちに送られます。未使用の学用品もランドセルといっしょに寄付できるので同梱するのもいいですね。アフガニスタンまでの輸送費と現地での配布費用は、クラレが負担してくれます。
海外への輸送費が無料の団体や企業はありますが、倉庫への送料は負担しなければならないケースがほとんどです。
イオンやリサイクルショップなどへ持ち込む場合、無料で寄付できることもあります。ランドセルを寄付するには、多少お金がかかると考えておいた方がよいでしょう。
ランドセルを寄付するには、輸送費や寄付金などの費用がかかります。寄付の受付期間が決まっている団体や企業もあるので、HPで事前に確認しておく方が無難です。
また、寄付したランドセルや一度払い込んだ寄付金の返却はできません。
ボロボロ・金具が取れているなど損傷が激しいランドセルは、寄付を受け付けてもらえないことがあります。そのほか、宗教上の理由から豚革製のランドセル、学校指定のランドセルも寄付できない可能性があります。
寄付できないなら処分するしかないか…とがっかりする人もいるかもしれません。しかし、捨てる以外にもリメイクするという方法があります!ランドセルは財布や手帳カバー、ミニランドセルなどのレザーアイテムにリメイクできるんです。ランドセルのリメイクは、革製品の工房で行ってくれますよ。
児童養護施設や被災地の現場では「ランドセルは不要」ということもあります。子どもの人数が減っていることもあり、小学校に入学する子どもがいない場合も。
寄付がかえって迷惑になってしまうおそれもあるので、必ず事前に連絡し、先方の意向を確認しましょう。
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ランドセルの寄付は寄付の方法や送料、寄付金の有無など、団体や企業によって異なります。各団体のHPを確認し、指示に従って寄付しましょう。
ライター Fusae
元美容部員Webライター。元気いっぱいの男児の育児に奮闘中です。趣味は梅干し作りと味噌作り。肩こり・腰痛予防のため、ホットヨガを始めました。子育てにまつわる疑問や不安に、わかりやすい言葉で応えます。
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