駅で…「一緒に探して下さい…」高齢男性の落とし物を探した私。数年後⇒「探したよ」まさかの恩返しに涙…

駅で…「一緒に探して下さい…」高齢男性の落とし物を探した私。数年後⇒「探したよ」まさかの恩返しに涙…
毎日の通勤や通学に欠かせない公共交通機関。 今回はそんな公共交通機関にまつわる『心温まるエピソード』をご紹介します。
目次

奇跡を呼んだ落とし物

数年前の冬、終電間際の駅での出来事です。

改札前で一人の高齢男性がずっと下を向いて何かを探して困っていました。 周りの人はみんな素通りだし、なんとなく放っておけなくて「何か落としました?」と声をかけてみたんです。 すると「孫にもらった大切なキーホルダー」を落としてしまったそうで…。

終電も迫っているしどうしようか…と迷ったんですが、男性に「お願いです、一緒に探してください…」と縋るように言われてしまえば、もう断れません。 覚悟を決めて一緒に探すことにしました。

すると、なんとすぐに見つかりました。 ご本人が履いている革靴の踵(かかと)の隙間に、そのキーホルダーが挟まっていたんです。 男性は涙ぐんで喜んでくれましたが、私はもう時間がギリギリだったので、名乗ることもなく「お気をつけて!」と伝えて、慌ててその場を後にしました。

それから数年後。 仕事の縁で、ある出版社の編集部を訪れたときのことです。 すると、会議室に通されて現れた編集長を見てびっくり。 そこにいたのは、あの寒い冬の夜に駅で助けた、あのおじいさんだったのです。

先方も私の顔を見るなり「あのとき駅で、キーホルダーを拾ってくれた優しい人! あれからずっと駅で探してたんだよー!」とまさかの再会。 そして、ニコニコしながらこう言ったのです。

「優しい人は文章は下手なことが多いんだけどね(笑)。…でも、一度うちで仕事してみる?」

そうして、私はその出版社で小さな連載の枠をいただくことになったのです。 あの夜の小さな親切が、まさか数年越しに自分の人生を動かすことになるとは…。 縁とは本当に不思議なものだと思いました。

(女性/27歳/フリーランス)

※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。

line
監修者

おやこのへや編集部

心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。

おやこのへや編集部さんの記事一覧をみる
執筆者

おやこのへや編集部

心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。

おやこのへや編集部さんの記事一覧をみる

おすすめ記事

「子どもとの暮らし」人気ランキング

うちの子の年齢別情報

おやこの毎日に
役立つ情報をお届けします

facebook instagram