まだ子どもが0歳、私が仕事を辞めて夫の実家近くのアパートで暮らしていた頃の話です。
夫は工場の昼夜交代勤務。 家計の管理はすべて夫が握っており、その日私が持っていたのはわずか数千円だけでした。
ある日、夜勤明けで朝には帰ってくるはずの夫が時間を過ぎても帰ってきません。 携帯に何度連絡しても繋がらず、私は途方に暮れました。
家には食材もわずか。頼みの綱の粉ミルクも底をつきかけています。 見知らぬ土地で頼れる人もおらず、「このままじゃ、ご飯もミルクも買えなくなる…」とパニックになりながら、なけなしの数千円を握りしめてミルクだけは確保し、なんとか日々を凌ぎました。
結局、夫が帰ってきたのは3日後。 やつれた私を見て、夫は悪びれる様子もなく平然としていました。 「今まで何をしていたの?」と問い詰めると、信じられない答えが返ってきたのです。
「ああ、同僚とパチンコ行ってた」
さらに、手に持っていたパチンコの景品と思われるお菓子を「お土産」だと言って渡されたのです。 生まれたばかりの我が子や、家で待つ妻の生活よりも、この人にとってはパチンコの方が大事だったんだ。 その事実を突きつけられた瞬間、震えるような怒りを通り越して、気持ちが一気に冷めていきました。
そこで私は、離婚を決意しました。 今思い出しても、あのとき離れて本当に正解だったと心から思います。
(女性/36歳/アルバイト)
「家族だから」という理由ですべてを許容する必要はありません。 自分の中で「これ以上は無理」というサインが出たら、それを無視せず立ち止まることも大切です。
「自分を守る」という選択も、大切な家族の形を守るためには必要なことかもしれません。
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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