【お餅・お酒…】年始の食卓は小さな子どもにとって危険が!大人がいま一度チェックしておきたいこと

【お餅・お酒…】年始の食卓は小さな子どもにとって危険が!大人がいま一度チェックしておきたいこと
お正月の食卓では、子どもがお餅をのどに詰まらせる事故と、子どもの急性アルコール中毒になる事故が発生しやすくなります。その注意点と予防策を説明します。
目次

新年あけましておめでとうございます。 年が明けて、家族そろって食卓を囲み、楽しい時間を過ごしたい…。そんなときに実は気を付けたいポイントがあります。それは「お餅」と「お酒」です。

幼児にも発生!お餅による窒息に注意

年末年始にはお餅を食べる機会が多く、毎年12月〜1月にかけてお餅による窒息事故が増えます。お餅による窒息は高齢者に多いと思われがちですが、実は子どもにも起きています。

口の中ではお餅同士がくっつきやすくなるため、子どもにお餅をたべさせるときは以下の点に気を付けましょう

お餅を食べさせるときの注意点

  • ゆっくりよくかんで食べさせる
  • 先に汁物などの水分を与える
  • 食べやすい大きさに切る
  • 食事中に眠くなっていないか親が注意する
  • 食事中にき回ったり寝転んだりしていないか注意する
  • 先に汁物などの水分を与える

またお餅を食べているときはおしゃべりしない、隣で大人が必ず目を離さないようにするなどにも注意したいですね。

参考文献:消費者庁「餅による窒息事故にご注意!」

誤飲事故発生!子どもの急性アルコール中毒にも注意

年始、家庭で大人がお酒を飲む機会も増えますが、子どもがアルコール飲料を誤って口にし、急性ある刻子中毒になった事故情報が消費者庁によせられているそうです。

  • 「アルコール濃度10%の缶酎ハイ(ブドウ味)を、マグカップに入れて置いておいたところ、子どもが誤って50mlくらい飲んでしまった。保護者が見たときには顔が赤かった。」(1歳)
  • 「夕食後、保護者が飲み残してテーブル(高さ約50cm)に置いたままになっていたワインを、保護者が2~3分目を離したすきに子どもが飲んだ。しばらくして顔が少し紅潮し、ぐったりとしてきたので受診。」(0歳)
  • 出典:消費者庁「子どもの急性アルコール中毒に注意!」

アルコール飲料を子どもの手が届くところに放置しておくと、うっかり子どもが飲んでしまうことがあります。特に最近のアルコール飲料は、パッケージにフルーツが描かれているなど、子どもに魅力的なものも。お酒のマークやアルコール表示は、小さな子どもにはまだ理解できない点もあり、うっかり飲んでしまうことも。

特に、飲みかけを放置しないようにくれぐれも気を付けてくださいね。

参考文献:消費者庁「子どもの急性アルコール中毒に注意!」

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監修者

管理栄養士・料理研究家 尾花 友理

給食委託会社において産業給食、保育園給食などの献立作成及び給食管理、栄養相談などを経験。料理研究家のアシスタントを経て、大手レシピサイト運営会社にてレシピ開発や動画撮影に従事後、独立。管理栄養士としての豊富な知識とリアルな生活者の気持ちや暮らしに寄り添った、取り入れやすい栄養アドバイスやレシピに定評がある。

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