これから一気に増えそうなおうち時間に読み聞かせTIMEを。最新絵本ランキングベスト10!【2020年12月版】

これから一気に増えそうなおうち時間に読み聞かせTIMEを。最新絵本ランキングベスト10!【2020年12月版】
クリスマスや冬休みに、みんなが手にしたのはどんな絵本?ハイブリッド型総合書店「honto」の12月絵本ランキングBEST10をお届けします!
目次

いつもと違った静かなお正月を迎え、再びおうち時間が増えそうな新年の幕開けとなりました。自粛生活の息抜きに、おやこで絵本の時間を楽しんでみませんか。クリスマスやお正月を控えた年の瀬に、みんなが選んだのはどんな絵本なのでしょうか?
「honto」は、ネット書店(本の通販ストア、電子書籍ストア)と、丸善、ジュンク堂書店、文教堂などのリアル書店を連携させた「読みたい本を、読みたい時に、読みたい形で」提供する総合書店サービス。hontoの月間ランキング(集計期間:2020年12月1日~12月31日)から、最新の人気絵本をご紹介します。

【1位】ケーキ屋さんが舞台の大人気シリーズ最新作『ノラネコぐんだんケーキをたべる』

累計180万部突破の大人気シリーズの最新作が11月より1位をキープ!
朝、開店前の「ワンワンケーキのみせ」をのぞくノラネコぐんだん。うっかりアリを踏んでしまい、アリンコビームを発射され、アリの大きさに。ということは、店に入って、見つからないでケーキを好きなだけ食べることができる!?今回、物語のカギを握るのはマーミーちゃん。ケーキづくりのシーン、おいしそうなケーキの数々も必見です!

『ノラネコぐんだんケーキをたべる(コドモエのえほん)』
工藤ノリコ(著)
白泉社
1,320円(税込)

【2位】発売前から10万部突破の話題の絵本『♪ピンポンパンポンプー』

昨年末に出版業界をにぎわせたこちらの絵本が2位に!
TV番組「中居正広のニュースな会」から生まれた、友だちの大切さを説く話題の絵本。タレント中居正広、ベストセラー作家でもある劇団ひとり、社会学者の古市憲寿という才能あふれる3人のクリエーターたちが、「30年後の子どもたちにも読んでもらえるような一冊を作りたい」という思いで作った友情をテーマに優しい物語です。

『♪ピンポンパンポンプー』
中居正広(監修)、劇団ひとり(キャラクターデザイン)、古市憲寿(文)
マガジンハウス
1,650円(税込)

【3位】親子で遊べる赤ちゃん絵本『いないいないばあ』

3位にランクインしたのは、40年近く、世代を超えて親しまれている赤ちゃん絵本の定番。
いろいろな動物がかわるがわる出てきて「いない、いない…」と顔を隠しています。「ばあ!」とページをめくると、子どもは大喜び!親子のコミュニケーションが楽しめる一冊です。

『いないいないばあ 改版 (松谷みよ子あかちゃんの本)』
松谷みよ子(ぶん)、瀬川 康男 (え)
童心社
770円(税込)

【4位】クリスマスのわくわくが詰まった絵本『ノンタン!サンタクロースだよ』

ノンタンはクリスマスに赤い車がほしくて、サンタさんにお願いしに出かけます。ウサギのサンタ、熊のサンタなど、ほかの動物のサンタには会えたのに、ネコのサンタはなかなか現れません…。ノンタンシリーズの中で一番好き、という声もたくさん!「ねんね、ねんね、ねんねんねん。ノンタンたんたかたんこぶホイ」というフレーズは、子守り歌のように心地よく、寝かしつけにも口ずさめます。

『ノンタン!サンタクロースだよ 2版(ノンタンあそぼうよ)』
キヨノサチコ(作絵)
偕成社
770円(税込)

【5位】さまざまな疑問に痛快に回答『あつかったらぬげばいい』

「ヘトヘトにつかれたら」「ふとっちゃったら」「だれもわかってくれなかったら」「せかいがかわってしまったら」…。2 コマごとに展開する老若男女のさまざまな疑問に痛快に答えるこの本は、子どもだけでなく大人が読んでも深く考えさせられると大きな話題に。心を緩めてくれるヨシタケ式ユーモアが詰まった一冊。

『あつかったらぬげばいい (MOEのえほん)』
ヨシタケシンスケ (著)
白泉社
1,100円(税込)

【6位】繰り返し楽しめる五味太郎さんのしかけ絵本『まどから★おくりもの』

ヘリコプターでやってきたあわてもののサンタさん、家の中には入らずに窓からクリスマスのプレゼントをポイっと入れます。これがそもそもの間違いのもと。サンタさんは窓の外から部屋の中で寝ている動物たちを見てプレゼントを配りますが、この窓がミソなのです。次のページをめくったら「あれれ?」、贈る相手を間違えていますよ!種明かしがわかっていても、何度でも読みたくなる不思議な魅力がある絵本。

『まどから★おくりもの』
五味太郎(作・絵)
偕成社
1,100円(税込)

【7位】実話をもとに描かれた創作絵本『カカ・ムラド~ナカムラのおじさん』

2019年12月、支援先のアフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲医師。その功績を後世に伝えるために現地で刊行された2冊の絵本に解説を加えてまとめた日本版。中村医師の活動に心を寄せているシンガーソングライターのさだまさし氏が収録作品のひとつを翻訳。昨年5月に発表したアルバムにも追悼曲「ひと粒の麦~Moment~」を収録したことで話題になりました。

『カカ・ムラド~ナカムラのおじさん』
ガフワラ(原作)、さだ まさし(ほか訳・文)
双葉社
1,650円(税込)

【8位】特製だるまさん身長計付き!『限定版だるまさん3冊ギフトボックス』

2008年に発売されて以来、赤ちゃん絵本の定番となった「だるまさん」シリーズ。このシリーズ10週年を記念して、特製だるまさん身長計つき限定版ギフトボックスが登場しました。『だるまさんが』『だるまさんの』『だるまさんと』の3冊に、180㎝まではかれる身長計が付いたスペシャルセットで、プレゼントにもぴったり。

『限定版だるまさん3冊ギフトボックス』
かがくいひろし(著)
ブロンズ新社
2,805円(税込)

【9位】ねこの世界を描いた癒しのねこ絵本『ねこはるすばん』

飼い主が出かけて行って、ねこは留守番。…と思いきや、ねこもこっそり「ねこの町」にくりだした!カフェに行ったり、ヘアーサロンに行ったり、映画を観たりと、ねこの町を満喫します。人間たちがしらないねこの世界。『ねことねこ』『ネコヅメのよる』など、ねこ好き作者による、クスッと笑えて癒されるねこ絵本。

『ねこはるすばん』
町田尚子 (著)
ほるぷ出版
1,650円(税込)

【10位】ホットケーキが食べたくなる『しろくまちゃんのほっとけーき』

卵を割って、牛乳を入れて…しろくまちゃんがホットケーキを作ります。見開きいっぱいに描かれたホットケーキが焼き上がっていく場面は、子どもたちに大人気。ふくふくと焼きあがったら、山積みにしたホットケーキをこぐまちゃんとふたりで「おいしいね」。40年間、親しまれている大人気絵本です。

『しろくまちゃんのほっとけーき』
わかやま けん (え)、森 比左志 (著)、わだ よしおみ (著)
こぐま社
880円(税込)





2020年12月の絵本ランキングは、ノラネコぐんだんの大ヒットシリーズや、中居正広さんの話題の絵本、ヨシタケシンスケさんの最新作、SNSでも人気の高い『ねこはるすばん』が11月に引き続き根強い人気となりました。
その他、ロングセラーの定番やクリスマスにちなんだ絵本が並ぶ中、注目は12月に発売されたばかりの新刊『カカ・ムラド~ナカムラのおじさん』がランクインしたこと!実話をもとにした創作絵本で、さだまさしさんの翻訳したお話が収録されていることで話題となりました。
まだまだ続きそうなステイホーム、おうち時間を楽しくする絵本選びの参考にしてくださいね。

ランキング提供元:ハイブリッド型総合書店honto

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執筆者

ライター 山口 舞

大学卒業後、テレビ局に勤務。幼児番組などを担当する。退職後、書籍・雑誌の編集に携わり、実用書や英語テキスト等を担当する。現在は、4歳男子の子育てをしながら、児童書の編集、児童文学創作、ソビエト児童文学の翻訳など活動中。

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