忙しい毎日に、家族や子どものメニューを毎度考えるのは大変ですよね。子どもに好き嫌いがあればなおさら…
本当は栄養たっぷりのごはんを工夫して作りたいと思っていても、子どもが好きな麺類やパンで済ませてしまったり、材料にこだわった手作りおやつがいいとわかっていても、子どもが食べたがるスナック菓子を与えてしまったり。
そんな子どもの食事に頭を抱えるママとパパにオススメ!
2児の母で予防医療・栄養コンサルタントの細川モモさん監修。「これだけは大事!」な栄養素の最新情報をはじめ、好き嫌いを克服するレシピや簡単手作りおやつなど、幼児にぴったりの食事のアイデアが豊富に詰まった本をご紹介します。
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栄養のことを全部覚えたり考えたりするのは大変だけど、「肉」「魚」「大豆製品」「卵」「乳製品」の5大たんぱく質源だけは頭に叩き込んでおきたい食品。
これらの食品はたんぱく質のほかにも、鉄、DHA、カルシウムなど、それぞれの強みを持っていて、脳神経や筋肉、骨、血液など体が成長するときに必要不可欠な栄養素をたくさん含んでいます。どれかひとつをガッツリ食べさせたからOKではなく、毎食どれかをとるように心がけたいもの。朝昼晩に異なる種類のたんぱく質食材をとりいれることで、体をつくる栄養素が偏らなくなるんです。
また、寒い季節に取り入れたいものといえば、肉類やレバー、牡蠣や納豆、卵などにたくさん含まれる栄養素「亜鉛」だとご存じですか?じつは、亜鉛は修復のミネラルといわれ、傷の修復や細胞の新生に欠かせない栄養素で、肌荒れや風邪を予防してくれたり、早く治してくれるといわれています。日本は先進国で唯一、大人の1~3割が亜鉛不足の国。子どものためばかりでなく、ママやパパが元気でいるためにも亜鉛を意識してとりいれたいですよね。
亜鉛のほかにも、欠かしてはいけない「鉄」、カルシウムの吸収に欠かせない「ビタミンD」、腸内の「育菌」など、幼児期に必要な栄養素がわかりやすく紹介されています。
必要な栄養素がわかったところで、忙しいと料理にまでなかなか手が回らないですよね。理想はわかるけれど、実際に食べさせるのは大変!
そこで、「たんぱく質+野菜」を同時に食べさせられるお助け栄養ストックレシピをご紹介。ミキサーを使って材料を小さく刻む時間もカット。時間のあるときに多めに作って冷凍しておけば、あわただしい朝や帰宅後でも、温めて和えたりかけたりするだけで栄養満点の食事が作れるんです。
「お菓子でおなかがいっぱいになる」というのもよくある悩み。お迎え時間や公園遊びの帰りに子どもが「おなかすいた~」とぐずったとき、小腹を満たして栄養もとれるおやつがあったらいいですよね。
そこで、米粉を使ったクッキーやマフィンなどのレシピを、料理家のダンノマリコさんがご紹介。作り方は簡単で、おうち時間に子どもと一緒に作れば、おやこでお菓子作りを楽しんで、食べておいしくて、一石二鳥!
『成功する子は食べ物が9割 幼児食』
監修:細川モモ
発行:主婦の友社
定価:本体1300円+税
ライター 山口 舞
大学卒業後、テレビ局に勤務。幼児番組などを担当する。退職後、書籍・雑誌の編集に携わり、実用書や英語テキスト等を担当する。現在は、4歳男子の子育てをしながら、児童書の編集、児童文学創作、ソビエト児童文学の翻訳など活動中。
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