『早くして!』と急かすのをやめたい親へ!保育士が勧める“20分の余白ルール”でイライラが消える

『早くして!』と急かすのをやめたい親へ!保育士が勧める“20分の余白ルール”でイライラが消える
朝の忙しい時間帯や、早く夕飯の準備をしたい夕暮れ時。 まっすぐ歩いてくれれば数分で着く距離なのに、道端の石を拾い集めたり、アリの行列をいつまでも観察したり。 予定通りに進まないお子さんのペースに、つい苛立ち、早くしてと急かしては自己嫌悪に陥る。 そんな毎日の繰り返しに疲れてしまう親御さんは少なくありません。 しかし、お子さんの寄り道は決して親御さんを困らせるためのものではありません。 今回は、大人と子どもの時間感覚の違いを紐解き、スケジュールに余白を持たせる寄り道育児の魅力についてお話しします。
目次

1. 大人と子どもで「時間の感覚」が違う理由

大人は「何時までに家を出て何時までに食事を終わらせる」と、いつも先の予定から逆算して動いていますよね。 そのため、できるだけ無駄のない手順を選びがちです。

でも、幼児期の子どもは、先を見通して行動する力がまだ未発達です。 過去や未来ではなく「今、目の前にあること」だけに夢中になっているため、大人と同じペースで動けなくて当然なのです。

「時間感覚が根本から違うんだ」と知っておくだけでも、焦りやイライラはぐっと和らぎますよ。

2. 寄り道は、好奇心や考える力を育てる大切な時間

大人から見れば「ただの時間のロス」に見える寄り道も、子どもにとっては身の回りの世界を学ぶ大切な機会です。 葉っぱの裏の小さな虫を見つける観察力、水たまりの深さを確かめる探求心、段差を乗り越える体の使い方。

子どもは目的地へ急ぐことよりも、道中のさまざまな発見からたくさんのことを吸収しています。 寄り道は単に歩くのが遅いのではなく、知的好奇心や考える力をしっかり伸ばしている時間なのです。

3. イライラしてしまうのは、親としての責任感が強い証拠

子どものマイペースさにイライラしてしまい「また怒ってしまった…」と自己嫌悪に陥ることもありますよね。 でも、自分を責める必要はまったくありません。

予定通りに進めようと焦るのは、時間を守り、生活リズムを整えてあげようとする責任感があるからです。 イライラしてしまうのは、それだけ毎日まじめにお子さんと向き合っている証拠でもあります。

まずは、時間に追われながら日々がんばっているご自身を、しっかり認めてあげてくださいね。

4. 予定に最初から「寄り道タイム」を組み込んでおく

寄り道による焦りを減らすには、あらかじめ時間を多めに見積もっておくのがおすすめです。 例えば、移動に10分かかる場所なら「30分かかる」と想定しておきます。

この余った20分を、最初から「寄り道をする時間」として予定に入れておくのです。 「寄り道も予定の内」と思えれば心に余裕が生まれ、お子さんに「早くして!」と急かす回数も自然と減っていきます。

5. 週に1回だけでも、時間を気にせず付き合ってみる

忙しい平日に、毎回ゆとりを持つのは難しいですよね。 無理に毎日がんばる必要はありません。

その代わり、休日や少し時間のある夕方など、週に1回だけでも「今日は時間を気にしない日」を作ってみてください。 お子さんが立ち止まったら、一緒にしゃがんで同じ目線で足元を覗いてみる。

大人が共感してくれるだけで子どもはとても安心しますし、親御さんにとっても「こんなものに興味を持つんだ」と子どもの成長に気づくきっかけになりますよ。

まとめ

予定通りに進まなくて焦ったりイライラしたりするのは、日々の暮らしやお子さんに一生懸命向き合っているからこそです。 子どものペースに合わせて立ち止まったり、寄り道に付き合ったりできるのは、長い子育ての中でも限られた時期だけです。

思うように進まない日も「これも成長の一歩だな」と受け止めつつ、スケジュールに少しだけ余白を作って、おやこで心地よいペースを見つけていってくださいね。

ライター / 監修:でん吉(保育士)

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執筆者

保育士 でん吉

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