「どこで覚えたの?!」と焦らなくて大丈夫!保育士が明かす“たった一言の言い換え”で乱暴な言葉が消える神対応

「どこで覚えたの?!」と焦らなくて大丈夫!保育士が明かす“たった一言の言い換え”で乱暴な言葉が消える神対応
保育園や幼稚園、あるいはテレビや動画から覚えてきた乱暴な言葉。 わが子の口から突然そんな言葉が飛び出すと、どこで覚えてきたのかと驚き、人前で言わないかとハラハラしてしまうものです。 すぐにやめさせようと焦るあまり、つい厳しく叱りつけてしまう親御さんも多いでしょう。 しかし、子どもは言葉の持つ本当の強さや意味を理解して使っているわけではありません。 今回は、乱暴な言葉を頭ごなしに否定するのではなく、子どもの本音をくみ取り、適切な言葉へと翻訳していくサポートについてお話しします。
目次

1. 乱暴な言葉は成長の過程で必ず通る道

幼児期から学童期にかけて、子どもが少し乱暴な言葉を使い始めるのは、決して育て方が悪かったからではありません。 それは、外の世界と関わり、言葉のバリエーションをスポンジのように吸収している成長の証です。

特に新しい言葉を覚えたてのときは、その言葉が周囲の大人にどのような反応を引き起こすのかを試す期間でもあります。 乱暴な言葉遣いは、多くの子どもが一度は通る発達の通過点なのだと、まずは親御さん自身が冷静に受け止めることが大切です。

2. 否定するほど子どもは面白がってしまう心理

子どもが好ましくない言葉を使ったとき、親が過剰に反応して慌てたり怒ったりすると、子どもはかえって面白がってしまいます。 大人の大きな反応を引き出せたという事実が、子どもにとっての一種の成功体験になってしまうからです。

乱暴な言葉をやめさせたいときほど、大人は感情を乱さず、無表情でスルーするか、静かに反応を薄くすることが効果的です。 使っても相手にされないと分かれば、自然とその言葉を使う頻度は減っていきます。

3. 言葉の裏にある本当の感情を見つけ出す

乱暴な言葉を使う背景には、うまく表現しきれないもどかしい感情が隠れていることが多々あります。 怒りや悲しみ、あるいはもっと自分を見てほしいという甘えの裏返しである場合もあるでしょう。

表面的な言葉尻だけを捉えて叱るのではなく、その言葉を発したわが子の心の中には、一体どんな本音が隠れているのかを注意深く観察してみてください。 問題の根っこは言葉そのものではなく、処理しきれない感情の渦にあることが見えてくるはずです。

4. 親が専属の翻訳家となり正しい言葉を教える

子どもの本当の気持ちが見えてきたら、次はおやこで言葉の変換作業を行います。 親が子どもの専属翻訳家となり、乱暴な言葉の代わりに使うべき適切な言葉を提案してあげるのです。

嫌だったんだね、悔しかったんだね、とまずは感情を受け止めた上で、そんなときはこう伝えてごらん、と具体的なフレーズを教えます。 自分の気持ちにぴたりと当てはまる正しい言葉を知ることで、子どもは徐々に乱暴な表現に頼らなくても感情を伝えられるようになっていきます。

5. おやこで一緒に言葉のストックを増やす

正しい言葉遣いを定着させるためには、日頃からおやこの会話の中で言葉のストックを増やしていくことが重要です。 絵本の読み聞かせを通して多様な表現に触れたり、親御さん自身が日常的に丁寧な言葉を選ぶ姿を見せたりすることが、一番の生きた学習になります。

言葉は、周囲の環境から少しずつ心の中に積み重なっていくものです。 すぐに結果を求めず、時間をかけて豊かな言葉の土壌を育んでいく姿勢を大切にしましょう。

まとめ

わが子の乱暴な言葉遣いに胸を痛めてしまうのは、あなたが子どもに周囲の人と温かい関係を築ける優しい人に育ってほしいと心から願っている証拠です。

成長の過程で、子どもはさまざまな言葉の服を試着しながら、自分に合う表現を探していきます。 少しトゲのある服を着てしまったときは、無理やり脱がせるのではなく、こっちの服の方がもっと似合うよ、と優しく手渡してあげてください。

おやこでゆっくりと言葉の引き出しを増やしながら、自分の気持ちを正しく伝えられる健やかな心を育てていってくださいね。

ライター / 監修:でん吉(保育士)

line
執筆者

保育士 でん吉

でん吉さんの記事一覧をみる

おすすめ記事

「子育てのヒント」人気ランキング

うちの子の年齢別情報

おやこの毎日に
役立つ情報をお届けします

facebook instagram