習い事は多い方がいい?子どもの可能性を伸ばすために親ができることとは

習い事は多い方がいい?子どもの可能性を伸ばすために親ができることとは
子どもの成長につれ「習い事」に関する悩みがたくさん出てきますよね。 「わが子の可能性を伸ばしたい!」と思うのが親心ですが、思いが強すぎるあまりに、強要してしまうのはよくありません。 子どもの気持ちを十分に受け止めた上で、適切な選択をしてあげることが大切です。 この記事では、習い事に対する考え方や、選択の基準について解説していきます。
目次

幼児期の習い事について考える

はじめに、習い事を始めるタイミングやメリット・デメリットについてみていきましょう。

いつごろから始めるのがいいの?

習い事を始める時期は、おおよそ3歳ぐらいからが多い傾向にあります。

目安として、プレ幼稚園にいける年齢であり、大人の言うことを理解した上で実行できる年齢であるからです。 ですがあくまで目安なので、子どもの成長発達に合わせて開始時期を決めてくださいね。

子どもが何かに対して「やってみたい!」と好奇心をもったときは、年齢に関わらず「始めどきのタイミング」。 知的好奇心は、ものごとの習得や上達への大きな近道です。

メリット

幼児期は、好奇心旺盛であり、たくさんのことを吸収しやすいと言われています。 習い事を通して、将来への可能性を広げることが期待されるのです。

また、早い時期から子ども自身が「得意なこと」や「好きなこと」を見つけることに役立ちます。

デメリット

習い事に関する宿題などがあった場合、幼稚園や学校が休みの日にも時間がとられ、自由に遊ぶ時間が少なくなってしまうことでストレスに感じてしまうことがあります。

習い事がストレスになってしまうと、他の様々なことに対しても、興味ややる気をもてなくなってしまう可能性があるため、注意が必要です。

選択肢は多い方がいい?

幼少期は、思考回路がさかんに作られ、様々な体験や刺激によって知的好奇心を育んでいきます。

ここでいう選択肢は習い事だけに限らないと考えています。 子ども自身がやりたいと思えるものを見つけるために、習い事も含めて様々なことを体験させることがよいのではないでしょうか。

習い事を選ぶ際、どうしても「長続きしなかったら勿体無い・・・」などの心配事が先行して決断に時間がかかってしまいますよね。 そういったときは、まず体験をしてみましょう! たいていの習い事は、入会する前に体験できるところが多いです。

一度体験をすると、興味の有無ややる気などはある程度図れます。ここで大切なのは、「親が客観的に見た感情を押し付けないこと」。

「すごく楽しそうだったよ!」「続けてほしい!」と過度にプレッシャーを与えすぎてしまうと、嫌だったとしても言い出せなくなってしまいます。 子どもにとってまだ難しすぎることや、楽しめていないことを無理に押し付けることは避けましょう。

子どもには一人一人得意なことや興味があることが必ずあります。 その個性を見つけて伸ばすことが大切です。

また、たとえ短期的しか続かなかったとしても、その経験は必ずプラスになります。 少しでも何かに熱中できた時間は、子どもにとって貴重な時間であったと認めてあげましょうね。

子どもが「辞めたい。」と言ったときにどうするか

習い事を始めると、一度はこの壁にぶつかるのではないでしょうか。

時期にもよりますが、早い段階だと「すぐに辞めてしまうのは意味がない。」と考えてしまいがちです。 ですが、子どもは短い期間の中でも、様々なことを学んでいます。 技術面だけでなく、心の面での成長にも目を向けてあげることが大切です。

また、辞めたい理由にもしっかりと向き合いましょう。 本当に苦痛に感じていることをやり続けるのは、子どもにとって非常にストレスになってしまいます。

「めんどくさい」や「ただやりたくない」といった理由なのであれば、一つ近い目標を作ってあげると有効。 その目標を達成してからであれば、途中で辞めてしまったとしても、やり遂げたことを成長に繋げることができます。

なにより大切なことは、「やめたい理由と向き合ってあげること」。 親の気持ちを押し付けて、無理に続けるよう強要することは避けましょう。

まとめ

ここまでお伝えしたように、幼児期の習いごとについて、正解不正解はありません。 いかに子どもの気持ちに寄り添い、「やりたい!」という好奇心を伸ばしてあげるかが大切です。

最初の段階として、選択肢を増やしてあげることは非常に効果的です。 ですが、そこから親がどのような選択をするかが大切。 すべて続けていくことを強要するのではなく、子どもの気持ちに寄り添った選択をしてあげてくださいね。

最後に、幼児期はその日の気分や体調によって気持ちが大きく左右されます。 幼児期なら、あまりにも嫌がる場合は親も無理せず、参加できたら「すごいね!」と褒めてあげるくらいの気持ちでよいと思います。

未来ある子どもたちの可能性が、最大限伸ばしていけるよう、心から願っています。

文 / 監修:kana (保育士資格/幼稚園教諭第一種免許)

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