夏の星空を子どもと観察するなら今からの時期がちょうどいい!観察のポイントと夜空の楽しみ方

夏の星空を子どもと観察するなら今からの時期がちょうどいい!観察のポイントと夜空の楽しみ方
子どもといっしょに夏の星座を観察するなら、七夕のころよりも8月後半~9月がおすすめです。夏の星空を観察するポイントをまとめました。
目次

元・小学校教員の、かなです。 小さい頃から宇宙が大好きで、今も専門分野は理科教育です。

まれに、星の観察をしたいとは思うけれど、見てもよくわからないと聞くことがあります。

ポイントをおさえてお子さんと夏の星空を楽しんでみませんか?

星の観察を成功させる条件は?

夏の星の観察は、8月後半から9月がおすすめ

子どもといっしょに観察しやすいのは20時前後ですよね。

この時間帯に夏の星座が高いところに上がるのは、実は9月なのです。 七夕の7月に同じ空をみようとすれば、22時を過ぎてしまいます。

9月は空が暗くなるのも早いので、7月よりも星空が見やすいのです。

月や雲が出ていない日に夜空を見上げる

9月は月が明るい季節なので、月が出ている夜は星の明かりが見えにくいです。 また天気は「晴れ」でも薄い雲がかかっていたら、星の光は見えにくくなってしまいます。

そのため、新月の日を調べておきましょう。その前後1週間が見頃です。 あとは天気がいい夜を待ちましょう。

天体アプリを使う

便利なスマホ用天体アプリがたくさんあります。

ARに対応しているものもあり、部屋の中でも楽しめるので、無料のものを試してみてください。 空のどの位置に、どんな星が見えるのか分かりやすく示してくれます。 星を見上げるときに使えば、見える星の名前がわかります。

土星や金星など、とても明るくてわかりやすいので、アプリに表示されていたら空を見てみてくださいね。

子どもとの観察におすすめの夏の星座

さそり座

南の空が見える場所があれば、形がわかりやすくおすすめの星座です。

アンタレスという赤い星は、さそりの心臓といわれています。 毒のあるしっぽが丸まったかんじや、頭のちかくのはさみのかんじが、子どもにも見つけやすいです。

はくちょう座と夏の大三角

空の高いところまで上がるので、観察がしやすい星座です。

おりひめとひこぼしを見つける手がかりにもなります。 ときどき、おりひめとひこぼしは、七夕の日にしか見られないと思っている子がいますが、ずっとあることを教えてあげてくださいね。

ぜひ観察したい天体

天の川

光の少ない田舎にいけば、「天の川」という名前に納得できます。 白い帯が空に広がり、都会では見えない小さな星が輝いています。

おわりに

今、宇宙はとても身近な存在になりつつあります。 空を見上げることが、未来の科学や探査技術に興味をもつきっかけになるかもしれません。

ぜひ、お子さんといっしょに星空を楽しんでみてくださいね。

ライター/監修:かなせんせい(小学校教諭専修免許状、幼稚園教諭第一種免許状、中学校教諭第一種免許状(理科)、高等学校教諭第一種免許状(理科)、図書館司書教諭)

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執筆者

・小学校教諭専修免許状/幼稚園・中学校(理科)・高等学校(理科)教諭第一種免許状/図書館司書教諭免許状資格 かなせんせい

小学校に15年勤務し、教員として子どもや親御さんとかかわってきました。教え方や自分の子育ての経験を保護者に伝えたときに喜んでもらえた経験から、退職してからもライターとして活動しています。

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