「夏バテ」は医学的な病名ではありませんが、暑さや睡眠不足、発汗による水分・塩分の不足などが重なり、疲れや食欲低下などにつながることがあります。
子どもは大人より体温調節機能が未熟なため、暑い環境では体に負担がかかりやすいといわれています。
「食欲がない=必ず夏バテ」とは限りませんが、暑い時期に食事量が減ったときは、食事だけでなく水分補給や睡眠、室温なども一緒に見直してみましょう。
食欲が落ちているときは、「全部食べて」と無理に食べさせようとするより、少量でも食べやすいものを用意することがポイントです。
冷たい麺類やスープ、果物など、子どもが食べやすいものから取り入れてみましょう。 ただし、冷たいものばかりになると胃腸に負担がかかる場合もあるため、温かい料理も組み合わせると安心です。
また、食事量が少ないときは、1回の食事で多く食べさせようとせず、間食を含めて少量ずつ補う方法もあります。 食事の時間を楽しい雰囲気にすることも大切です。
「これなら食べられそう?」と子どもに選んでもらうなど、自分で決める機会をつくると、食事への意欲につながることがあります。
うどんに、卵やツナ、鶏ささみ、きゅうりなどを組み合わせれば、主食とたんぱく質、野菜を一緒にとれます。 食べる量に合わせて具材を少量ずつのせるのもおすすめです。

トマト、なす、かぼちゃ、ピーマンなど、旬の野菜を使ったカレーは、食欲がない日にも食べやすいメニューです。 具材を小さく切ったり、子どもの好きな野菜を入れたりすると食べやすくなります。
食欲があまりない日は、食べ慣れたおにぎりに、卵や鮭などを組み合わせてみましょう。 みそ汁に豆腐や野菜を入れれば、さまざまな食材を取り入れられます。
食事が進まないときは、ヨーグルトや果物など、比較的食べやすいものを取り入れるのもひとつの方法です。 ただし、これだけで食事を済ませるのではなく、ほかの食品も少しずつ組み合わせていきましょう。
暑い季節は、子どもの食欲が落ちることがあります。 そんなときは「食べさせなければ」と焦らず、食べやすい量や形、料理の温度などを工夫してみましょう。
食事だけでなく、こまめな水分補給や十分な休息、暑さを避ける環境づくりも大切です。 ただし、食欲不振が長く続く、ぐったりしている、何度も吐く、水分がとれない、尿が極端に少ないなど、いつもと違う様子がある場合は、夏バテと決めつけず医療機関に相談しましょう。
無理なく食べられるものから少しずつ。 暑い残暑も、おやこのペースで元気に乗り切りましょう。
監修/ライター:オオイシ(幼稚園教諭二種・チャイルドカウンセラー)
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