子どもの味覚は3歳ごろに決まる…！？子どもの味覚を守り、育てる方法を紹介！

子どもの味覚は大人よりも敏感です。そんな繊細な子どもの味覚を守り、育てるためにはどのようなことが必要なのでしょうか。

味覚を育てるとなぜいいの？

子どものころにさまざまな食経験をし、味覚をしっかり育てることで好き嫌いが減るといわれています。好き嫌いが減ると食事を楽しめるようになり、充実した食生活を送れるようになります。また、味覚が育つと薄味でも満足できるようになるため、余計な塩分やカロリーを控えられ、将来の生活習慣病のリスクを下げることにも繋がります。

子どもの味覚の育て方

子どもの味覚の育て方について具体的に紹介するので、ぜひ参考にしてください。

薄味を心がける

現代では食生活が豊かになり、ファーストフードなど濃い味の食品を気軽に手に入れることができます。そのため、子どもの味覚を麻痺させるリスクが増えているのです。濃い味に慣れてしまうと味覚が鈍るので、大人と同じ食事を食べられるようになっても薄味を心がけましょう。薄味でもしっかり噛んで食べることで、食材本来の味が分かるようになりますよ。

さまざまな味を経験させる

甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の五味を意識した食事を心がけて、さまざまな味を経験させましょう。さまざまな味を経験し、味覚の幅が広がることで子どもの味覚は発達していきます。五味を意識して食事を作るだけでも、自然と栄養バランスがよくなりますよ。

好きな食べ物ばかり与えない

子どもに嫌いな食べ物があっても、食卓から無くさないようにすることも大切です。例えば、苦味や酸味は子どもがもともと苦手と感じる味です。しかし、苦味や酸味は何度も経験することで少しずつ慣れていく味なので、苦味や酸味が和らぐような調理をするなどの工夫をするとよいでしょう。苦手な味に触れる機会をなくすのはもったいないです。とはいえ、食事自体が嫌いになる可能性があるので、無理やり食べさせるようなことはしないでくださいね。

日々の食事で子どもの味覚を育てよう！

子どものころの食事が将来にも影響を与えるので、楽しく食事ができる環境を整えてあげることが必要です。子どもの味覚を守り育てるために、味覚の育て方を理解し、日々の食事を大切にしましょう。

ライター/監修：haya(管理栄養士)