大きな災害が発生したとき、いつもと異なる生活が続くと、子どもは大きな不安とストレスを抱えます。
食料品の備蓄ももちろん大切ですが、子どもが少しでも安心して過ごせるように、備蓄以外にも備えておくと役に立つものを紹介します。
いつ、大きな災害が起きるか分からない今。
できるうちに、しっかりと備えておきましょう。
はじめに、最低限準備しておきたい備蓄品について紹介します。
大きな災害が発生すると、物流が滞り、必要なものがすぐに手に入らなくなります。
「もしも」はいつ起こるかわかりません。
今のうちに、しっかりと備えておきましょう。
備蓄食料は、最低3日~1週間分を目安に揃えます。
一般的に災害支援物資は、災害発生後3日ほどで到着することが多いですが、災害の規模によっては、1週間以上かかる場合があります。
最低でも3日分。可能であれば、1週間分ほど備えておきましょう。
備蓄食料を選ぶポイントは4つです。
・栄養素
・味
・日持ち
・持ち出しやすさ
災害時は、栄養バランスが偏り、たんぱく質、ビタミン・ミネラル、食物繊維などが不足しやすくなります。
備蓄食料といえど、味も重要。
あまり食べ慣れていない味だと食がストレスになってしまうため、備蓄する前に、1度食べて味を知っておきましょう。
災害の規模によっては、避難が必要な場合があります。
その際、1つのリュックにまとめるのではなく、それぞれ人数分準備しておくと持ち出しやすいです。
子どもがリュックを背負える年齢であれば、子ども用の防災リュックを準備するとよいでしょう。
リュックの内容は、飲料水や非常食、衣服、子ども用マスク、除菌シート、タオル、雨具、おもちゃ、絵本など。
何より大切なのは、おもちゃなどの好きなものを忘れずに入れること。
不安な気持ちを落ち着かせるため、お気に入りのぬいぐるみやブランケットなどを入れておくことも、おすすめです。
可能であれば子どもと一緒に、リュックの中に入れるものを考えてみましょう。
その他、低月齢の子どもがいる場合、大人のリュックに入れておくとよいものを紹介します。
・抱っこ紐
・オムツ、おしりふき
・授乳用ケープ(授乳している場合)
・粉ミルク、哺乳瓶(完全母乳の方でも、ストレスで母乳が出なくなる場合が考えられます。)
・レトルト離乳食
これらのものは災害時手に入りにくいため、備えておくと安心です。
命に関わる大きなケガがなくても、避難生活が続くと心が疲弊してしまいます。
あそびや活動が制限されることは、子どもにとって大きなストレスです。
子どもが安心して過ごすためには、いかに「普段に近い生活を守れるか」ということ。
子どもが子どもらしくいられるため、何を備えておくと良いかを紹介します。
避難所で遊ぶことを前提に準備をするのは、不謹慎であると感じるかもしれません。
ですが、子どもにとって「あそび」は心身を健全に保つために欠かせないものです。
年齢によって、知育玩具や本、折り紙や画用紙とペンなど、子どもの趣味や嗜好に合わせて防災リュックに準備しておきましょう。
避難生活の中でも、普段に近い遊びができることがポイントです。
避難生活中の食事は栄養面が重視され、子どもが好きなお菓子などが十分に供給されるまで、時間がかかります。
普段、食べ慣れているもの、好きなものをいくつか防災リュックに入れておきましょう。
普段と異なる避難生活の中でも、好きなお菓子があるだけで、不安な気持ちを少し落ち着かせることができます。
ローリングストックとは、普段から少し多めに買っておき、消費した分だけ新しく買い足すといった備蓄方法。
お菓子の種類によっては、日持ちしないものも多いです。
防災リュックに入れっぱなしになっていると、期限が切れてしまう可能性があるため、ローリングストックとしておくと安心です。
子どもがいる場合、一般的に推奨されている備蓄品にプラスして、備えておく必要があります。
備蓄食材の他に、「子どもにとって普段と近い生活を送れるようなもの」という視点で備えることが大切です。
いつ大きな災害が発生するか分かりません。
この機会に、今一度現在の備蓄を見直してみてください。
ライター/監修:kana (保育士資格・幼稚園教諭一種免許状)
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