秋が旬のさつまいもですが、スーパーでは1年中販売されています。さつまいもは子どもにうれしい栄養を豊富に含んでいるので、秋だけではなく普段から食事に取り入れたい食材です。品種によって、ほくほくしたものやねっとりしたものなど食感が違うので、さまざまな種類のさつまいもを楽しみましょう。
さつまいもの栄養について紹介します。
さつまいもは水溶性食物繊維と不溶性食物繊維が両方含まれています。水溶性食物繊維は便を柔らかくし、不溶性食物繊維は便の量を増やす働きがあるため、便秘解消に効果的です。しかし、さつまいもを食べ過ぎると下痢や腹痛を引き起こす可能性があるため、食べ過ぎには注意してくださいね。
さつまいもを切ると白い液体が出てきます。この白い液体はヤラピンといい、さつまいも特有の成分で整腸作用があります。皮に近い部分に含まれるため、皮ごと食べると効果的に摂取できますよ。しかし、皮の部分は繊維質で消化に負担をかけやすいため、食べ過ぎには注意が必要です。また、ヤラピンには胃の粘膜を保護する効果もあります。
さつまいもはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは加熱すると壊れやすいのですが、さつまいもに含まれるビタミンCは加熱しても壊れにくいのが特徴です。ビタミンCは免疫力を高め、風邪の予防に役立ちます。
さつまいもはエネルギー源となる炭水化物が多いのが特徴です。そのため、活動量が多くエネルギー消費が激しい子どものおやつに最適です。さつまいもは素材の甘みが十分にあり、砂糖がたっぷり含まれている市販のお菓子よりも健康的です。少量でも満足感を得られるのもうれしいポイントです。焼き芋や蒸かし芋にすると、より自然の甘みを味わえます。スイートポテトなど、さつまいものおやつを子どもと一緒に作ると食育にもつながるでしょう。
さつまいもには子どもの成長に役立つ栄養が豊富に含まれています。さつまいもがおいしいこの時期、ぜひ普段の食事に取り入れてみてくださいね。
ライター/監修:haya(管理栄養士)
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