【管理栄養士監修】カルシウムの吸収を妨げる栄養素とは?子どもの成長をサポートする食事法

【管理栄養士監修】カルシウムの吸収を妨げる栄養素とは?子どもの成長をサポートする食事法
子どもの成長を助けてくれるカルシウム。そんなカルシウムの吸収を阻害する栄養素があることを知っていますか?食べ物の組み合わせによっては、知らぬ間にカルシウムの吸収を妨げているかもしれません。この記事では、カルシウムの吸収を阻害する栄養素・食べ物について紹介します。
目次

カルシウムは体内に吸収されにくい栄養素です。

カルシウムの吸収を阻害する栄養素・食べ物を知って、カルシウムの吸収率を高める工夫をしましょう。

カルシウムは子どもに不足しがちな栄養素

カルシウムは子どもの成長に必要不可欠な栄養素ですが、多くの子どもが不足しているといわれています。 子どもがカルシウム不足になると、骨や歯が悪くなり成長に悪影響を及ぼすので、意識して摂る必要があります。

カルシウムを多く含む食品を意識して取り入れ、栄養バランスのよい食事を心がけましょう。

カルシウムの吸収を阻害する栄養素・食べ物

カルシウムの吸収を阻害する栄養素・食べ物について紹介するので、ぜひ参考にしてください。

リン

リンはカルシウムとともに骨や歯を作る栄養素です。 インスタント食品やハム・ソーセージなどの加工肉、スナック菓子などに多く含まれています。

カルシウムとリンの摂取比率は1:1が理想といわれていますが、リンの摂取が過剰になり、カルシウムとリンのバランスが崩れると、カルシウムの吸収が阻害されることがあります。 そのため、加工食品の食べ過ぎには注意しましょう。

カフェイン

カフェインには利尿作用があり、過剰摂取すると尿と一緒にカルシウムも排出されます。 コーヒーや紅茶、緑茶、コーラなどにカフェインが含まれています。

子どもは大人よりもカフェインの影響を受けやすいので、基本的に控えた方が良いでしょう。 子どもに飲み物を与えるときは、麦茶やとうもろこし茶などのノンカフェインの飲み物を与えるのがおすすめです。

シュウ酸

ほうれん草やたけのこ、さつまいもに多く含まれるシュウ酸もカルシウムの吸収を阻害します。 シュウ酸は水溶性でゆでると減るので、シュウ酸を含む食べ物を食べるときはたっぷりのお湯でゆでましょう。

フィチン酸

フィチン酸は米ぬかや小麦、インゲン豆、とうもろこしなどに多く含まれており、カルシウムの吸収を阻害します。

カルシウムの吸収を阻害する栄養素・食べ物について知り、効率よくカルシウムを摂ろう

カルシウムの吸収を阻害する食べ物に注意して、子どもが効率よくカルシウムを摂れるように食事面でサポートしてあげましょう。

ライター/監修:haya(管理栄養士)

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執筆者

管理栄養士 haya

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