幼稚園から始める「生きる力」の育み方

幼児期の学びの新指針

近年、教育界では「生きる力」という概念が重要視され、それを基にした教育カリキュラムの改革が行われています。

特に幼稚園教育は、子どもたちの基盤となる期間であるため、新たな教育要領が注目を集めています。

新「幼稚園教育要領」の全面施行により、幼児期からの豊かな「生きる力」の育成が目指されています。

「知識や技能」をはじめ、「思考力」や「判断力」「表現力」の基礎を育て、子ども一人ひとりの資質や能力を引き出すことに重点が置かれています。

新教育要領では、「生きる力」を支える三つの柱として、以下が挙げられています。

-知識および技能：物事を理解し、できるようになること

-思考力、判断力、表現力など：物事を探究し、創造すること

-学びに向かう力、人間性など：よりよい人生と社会に貢献する心構え

これらの柱は、幼稚園での「遊び」を通じて総合的に育まれます。

重要なのは、個々の項目を単独で教えるのではなく、幼稚園生活全体を通して、これらの要素を自然に身につけさせることです。

幼稚園教育要領における「生きる力」の育成は、「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」という五つの領域を通じて行われます。

これらの領域を、具体的な活動や遊びを通して総合的に捉えることで、子ども達は社会で必要とされる様々な力を身につけることができます。

幼稚園教育は、子どもたちがこれからの人生を生き抜くうえで必要な基盤を作る大切な時期です。

新しい教育要領に沿った活動を通じて、子どもたちは遊びながら「生きる力」を身につけていきます。

このような教育の取り組みが、子どもたちの可能性を広げ、豊かな未来を創造する礎となることを期待します。

（おやこのへや編集部）