冬の体調管理の助けになる『みかんの栄養素』を管理栄養士が徹底解説!

冬の体調管理の助けになる『みかんの栄養素』を管理栄養士が徹底解説!
甘くて美味しいみかんは子どもたちにも人気のある果物です。寒い冬にはこたつに入り、みかんを食べるのが日本の冬の定番ともいえます。そんなみかんですが、冬の体調管理の助けになる栄養素が含まれていることを知っていますか?この記事では、冬の体調管理の助けになる、みかんの栄養素について紹介します。
目次

みかんは子どもにとって食べやすい果物のひとつです。皮がむきやすく、小さな手でも簡単に扱えるため、子どもたちが自分で皮をむく楽しさを味わうことができます。また、手指を使って房ごとに分けることができるので、自然と手先の器用さを養うことができます。食育の一環としても、おやこで一緒にみかんを楽しみたいですね。

みかんは冬が旬の果物

みかんは種類によって出回る時期が違いますが、一般的な旬は冬になります。また、さまざまな種類がありますが、一般的にみかんといわれているものは「温州みかん」です。温州みかんは甘味と酸味のバランスがよく、家族みんなで楽しめる健康的な果物として、冬の食卓には欠かせない存在です。

冬の体調管理の助けになるみかんの栄養素

みかんには寒い冬の体調管理の助けになる栄養素が豊富に含まれており、風邪の予防にも役立ちます。みかんの栄養素について以下で詳しく解説します。

ビタミンC

みかんにはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは免疫力を高め、風邪予防に効果的です。大人のビタミンCの推奨摂取量は、1日100mgとされています。(「日本人の食事摂取基準(2020年版)」参照)温州みかん100gには35mgほどのビタミンCが含まれており、1日のビタミンC推奨摂取量の1/3ほどを補うことができます。

β-クリプトキサンチン

みかんの鮮やかな色は、β-クリプトキサンチンによるものです。β-クリプトキサンチンはカロテノイドのひとつで、体内でビタミンAに変わります。ビタミンAは免疫力を向上させ、風邪予防に効果的です。また、β-クリプトキサンチンは、骨粗しょう症の予防にも効果があるといわれています。

食物繊維

みかんに含まれる食物繊維は腸内環境を整え、便秘の予防・解消効果があります。冬は水分の摂取量が減ったり、お腹が冷えたりすることで便秘になりやすいです。みかんの薄皮や白いスジの部分にも食物繊維が含まれているため、とらずに食べて余すことなく栄養を摂り、便秘を予防しましょう。

みかんを食べて冬を健康に過ごそう!

甘くて美味しいみかんには、冬の体調管理の助けになる栄養素が豊富に含まれています。バランスのよい食事を中心にみかんをプラスして、寒い冬を健康に過ごしましょう。

ライター/監修:haya(管理栄養士)

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監修者

管理栄養士 haya

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執筆者

管理栄養士 haya

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