冬の果物の代表であるみかん。子どもたちも大好きな果物ですが、どのくらいの量を与えればよいのか分からないというパパ・ママも多いでしょう。みかんの1日の摂取目安量と効率的な栄養の摂り方について知り、ぜひ子どもにみかんを与えるときの参考にしてくださいね。
厚生労働省・農林水産省が策定している「食事バランスガイド」では、果物の1日の摂取目安量は大人が約200gとされています。幼児期の果物の1日の摂取目安量は100〜150gで、1~2歳児のみかんの1日の摂取目安量は1個、3〜5歳児は1〜2個になります。みかんは栄養豊富ですが、食べ過ぎると果糖の摂り過ぎになるので、摂取目安量を守って楽しみましょう。
せっかくみかんを食べるなら効率的に栄養を摂りたいですよね。ここでは、みかんの効率的な栄養の摂り方について紹介するので、ぜひ実践してみてください。
みかんの白いスジと薄皮には「ペクチン」という水溶性食物繊維が豊富に含まれています。ペクチンは腸内環境を整え、便秘解消効果が期待できる栄養素です。また、高血圧や動脈硬化の予防に効果が期待できる「ヘスペリジン」も含まれています。ヘスペリジンはポリフェノールのひとつで、血流促進作用もあるといわれています。綺麗に取り除いて食べる人も多いですが、白いスジと薄皮ごと食べることで、みかんの栄養を余すことなく摂取することができます。
みかんにはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは水溶性の栄養素で、体内に蓄積されにくいため、こまめに摂取することが大切です。みかんを1日2~3回に分けて食べることで、効率的にビタミンCを補給することができます。また、ビタミンCは熱や加工によって損失しやすいため、生で食べることでその損失を最小限に抑えることができます。
みかんの1日の摂取目安量を守り、効率的な栄養の摂り方を実践することで、より健康的にみかんを食べることができます。さまざまな栄養素が含まれており、健康維持にも役立つ美味しいみかんをおやこで楽しみましょう。
ライター/監修:haya(管理栄養士)
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