算数が得意になる!車の中でもたいくつしない遊び3選

算数が得意になる!車の中でもたいくつしない遊び3選
元・小学校教員の、かなです。長時間車に乗っていると、お子さんは退屈ですよね。動画を見せるというご家庭も多いかもしれませんが、数で遊んで算数の力を育ててみませんか?
目次

何色の車が多いかな?ゲーム

小学校入学前のお子さんから楽しめる遊びです。 自分が多いと思う車の色を予想してその色の対向車を数え、多かった人の勝ち。 お子さんが黒なら、パパはシルバー、ママは白、といったように家族で色を変えると盛り上がります。 赤や青などのあまり多くない色で競うのもおすすめです。 「やった、黒が7台!白い車の数をぬいたよ。また黒きて!」といったように。 高速道路でも対向車線が見えるなら、次のSAに着くまで楽しめます。

ナンバープレートで計算

これはやったことあるというご家庭も多いかもしれませんが、遊びのバリエーションは無限大です。 4桁までの数を足したり引いたりするのは難しいですよね。 小さいお子さんであれば数字を左から順に読んだり、一番大きな数を「せーの」で言ったりするのはどうでしょう。数字に慣れますし、数字の並び方がおもしろいナンバープレートを見ると喜びます。 小学校中学年以上になれば「○(3などの数字)で割れるかどうか」を考えるのもよいでしょう。約分に強くなれそうです。

タイヤはいくつクイズ

わが子で試した遊びですが「車2台でタイヤはいくつ?」と聞くと計算を知らなくても「8つ」と答えることはできます。 実はこれはかけ算の基礎となる考え方で「タイヤ4つの2台分(4×2)」を頭の中でしていることになるのです。 大型車両など、1台あたりのタイヤの数が4つではないものもあります。 ミラーの数、ハンドルの数、座席の数など、まるで算数の問題のようにクイズを出してみてください。 周りを走る車を見ながら倍数の勉強が自然とできるのでおすすめです。

算数の力を伸ばすのは計算だけではない

「入学前に計算ができるようになったほうがいいの?」と焦る親御さんがいらっしゃると聞きます。 私はわざわざ教えてできるようになる必要はないと思います。 数を数えたり遊んだりする中で、数の概念が育ちます。 それが高学年以降でぐんと伸びる素地となるのです。 算数の力には、じつは言葉の力も大きく関係しています。 足し算や引き算の式を解かせるよりも、身の回りにある数に親しんだり、なぞなぞのように数のクイズを出したりすることで思考力が伸びていきますよ!

おわりに

ドライブ中だから楽しめるものを紹介しました。

街を歩いているときでも「数字を1~3個ずつ数えていって○を言ってはいけないゲーム(○には15や30など好きな数を入れて楽しみます)」や街から三角形のものを見つける遊びなど、算数のセンスを磨く遊びはたくさんあります。パパママも頭の体操もかねて遊んでみてくださいね。意外とお子さんの方が得意かもしれません!

ライター/監修:かなせんせい (・小学校教諭専修免許状・幼稚園教諭第一種免許状・中学校教諭第一種免許状(理科)・高等学校教諭第一種免許状(理科)・図書館司書教諭)

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監修者

・小学校教諭専修免許状/幼稚園・中学校(理科)・高等学校(理科)教諭第一種免許状/図書館司書教諭免許状資格 かなせんせい

小学校に15年勤務し、教員として子どもや親御さんとかかわってきました。教え方や自分の子育ての経験を保護者に伝えたときに喜んでもらえた経験から、退職してからもライターとして活動しています。

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