ほうれん草は離乳食初期から使えます。お浸しや炒めものなどバリエーション豊かに使えるので、ほうれん草について知識を深めて、ぜひ幼児食に取り入れてみてください。
ほうれん草はスーパーでは1年を通して手に入る野菜ですが、冬が旬の野菜です。緑黄色野菜の中でも栄養価が高く、子どもの成長にうれしい栄養素が豊富に含まれています。ほうれん草にはアクのもとであるシュウ酸が含まれており、シュウ酸はカルシウムの吸収を妨げます。そのため、ほうれん草を調理するときはゆでてアク抜きをしましょう。
栄養価の高いほうれん草には、どのような栄養素が含まれているのでしょうか?ほうれん草に含まれる栄養素について以下で詳しく解説 します。
1年を通して手に入るほうれん草ですが、冬のほうれん草はほかの時期に採れるほうれん草よりもビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは免疫機能の維持に役立つ栄養素で、風邪予防のためにも摂りたい栄養素のひとつです。また、ビタミンCは鉄の吸収率を高める働きがあります。
ほうれん草には抗酸化作用を持つβ-カロテンも豊富に含まれています。β-カロテンは体内で必要に応じてビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の健康を保つ働きがあります。
ほうれん草には子どもに不足しがちな鉄が豊富に含まれています。鉄は貧血予防に役立つ栄養素です。また、ほうれん草に含まれる鉄はビタミンCと一緒に摂ることで吸収率が高まります。ほうれん草にはビタミンCも豊富に含まれているため、効率的な鉄の吸収が期待できるでしょう。
カリウムはむくみの原因となるナトリウムを体外に排出する働きがあります。日本人は塩分を摂り過ぎだといわれているので、カリウムを豊富に含むほうれん草を食べて、幼児期から塩分の摂りすぎに注意しましょう。
ほうれん草は健康維持に役立つ栄養素が豊富に含まれており、特に旬である冬には積極的に取り入れたい野菜です。ほうれん草はどんな料理にも使いやすいので、ぜひ幼児食に取り入れておやこで味わい、楽しみましょう。
ライター/監修:haya(管理栄養士)
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