おもちゃのかたづけや身の回りの整理整頓をしない子どもに悩む親は多いのではないでしょうか。毎回「かたづけなさい!」と叱るのは疲れるし、「やらないと〇〇できないよ!」と罰を与えてしまう方法もできれば避けたいものです。
そこで今回は、子どもが自分からかたづけやお手伝いがしたくなるような仕掛けを提案する本「松村式子育て仕掛学」(松村真宏著・主婦の友社刊)を紹介します。
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本のタイトルにもなっているここでの「仕掛け」とは、「ついしたくなる」ように間接的に伝え、結果として問題を解決する、というもの。
仕掛けを活用すると、子どもの好奇心を刺激し、いつもと違う行動を促すことができるのです。
たとえば、ごみをごみ箱ではなく床に捨ててしまう子どもに対して、ごみ箱の上にバスケットボールのゴールをつけるという、子どもが楽しくなるような仕掛けを提案。
子どもは叱られるからごみ捨てをするのではなく、ゴールにめがけてごみを入れたいという欲求があらわれ、自然とごみ箱にごみを捨てることができるのです。
この仕掛けは、ごみ箱をおもちゃ箱にかえて、おもちゃのかたづけにも応用できそうですね。
本書の著者である大阪大学教授の松村真宏先生は、二児の父でもあります。
子育てをしながらさまざまな仕掛けのアイデアを考えていたそうで、これまでの研究と考案した仕掛けが本書にまとめられています。
子どもがやりたいと思ったことが結果的にかたづけや整理整頓に繋がると、親も叱る必要がなく、お互い気持ちが良いですよね。
ぜひ、仕掛学のアイデアを取り入れて、親子で楽しく過ごす時間を増やしてください。
『松村式 子育て仕掛学』
著者:松村真宏
定価:1,496円(税込)
発行:主婦の友社
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ライター ますむねやすこ
6歳差・2歳差の3人の子どもと暮らすママライター。公立大学卒業後、会社員やパート事務職を経て、フリーでイラスト・WEBサイトの制作をしている。絵本、小説、ビジネス書など本が好き。
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