手づかみ食べは、赤ちゃんが食べ物を直接手で掴むことで、触感はもちろん、食べ物の温度や硬さも体験します。
このような五感を全て使う食事は、赤ちゃんの感覚を豊かにし、食べ物への興味や探求心を促します。
実際、手づかみ食べを行うことで、食に対する好奇心が育ち、結果的に好き嫌いが少ない子どもに育つとも言われています。
手づかみ食べは、指先の感覚を鍛える絶好の機会です。
この練習によって、赤ちゃんは細かい物をつまむ力加減や、自分の口元まで食べ物を運ぶ協調動作を自然と学ぶことができます。
これがお箸やスプーンなど、食器の使用への移行をスムーズにし、食事の自立に繋がります。
離乳食の初期〜中期は、赤ちゃんに一つひとつ食べさせる方法が中心ですが、離乳食後期には、手づかみ食べを取り入れることで、赤ちゃん自身が食事に積極的に参加できるようになります。
この結果、お父さんやお母さんも食事を楽しむことができ、家族全員で楽しい食事時間を過ごすことが可能になります。
手づかみ食べには多くのメリットがありますが、皮膚の弱い赤ちゃんの場合は、食べ物が直接肌に触れることで肌トラブルが起こる可能性もあります。
手づかみ食べを始める前に、一度皮膚科で相談してみることをおすすめします。
また、食事中のガーゼ類での過度な拭き取りは、肌への刺激の原因になるため、注意が必要です。
手づかみ食べは、赤ちゃんの成長に合わせた食事方法の一つであり、食への興味や自立心を育む大切な経験です。
しかし、皮膚に敏感な赤ちゃんには注意が必要な点もありますので、個々の赤ちゃんに合ったペースで進めていきましょう。
何より、赤ちゃんとの楽しい食事時間を大切にしてください。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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