かるた遊びの最大の魅力は、ひらがなに興味を持ったり理解したりするきっかけとなることです。かるたで繰り返し遊ぶことで、自然とひらがなを定着させることができます。
また、おやこでコミュニケーションを取りながら楽しめるのでおすすめです。かるたを通じて様々な言葉に触れると、子どもの語彙が増えて話す力の基盤となるでしょう。さらに、目で見て耳で聞き、手で絵札を取ることで五感を使い脳を刺激します。おやこで遊びながら知育につながるのも嬉しいポイントですね。
かるた遊びには、主に三つの知育効果があります。
一つ目は語彙力の向上です。かるたを通じて新しい言葉や表現を学ぶことで、語彙が自然と増えていきます。また、絵札を見て意味を視覚的に捉えることができるので、理解力も高まります。
二つ目は 集中力の育成です。 相手より早く札を取ろうとするので、集中力が発揮されるでしょう。さらに、たくさんの札の中から該当する札を探す作業で、注意力や観察力をより養います。
三つめはルールを守る社会性を養うことです。 勝敗があるかるたは、ルールを守ることの大切さを学ぶ良い機会となります。他の人との公平に競ったり、順番を守る姿勢が自然と身につきます。
かるたは年齢や成長段階に応じて選ぶことで、より効果的な知育遊びとなります。
・2〜3歳「イラストかるた」
文字がまだ読めない幼児には、イラスト中心のかるたがおすすめです。読み札の言葉を聞きいて絵札を探すことで、言葉と絵を結びつける力を養います。
・4〜6歳「ひらがなかるた」
ひらがなが読めるようになったら、文字中心のかるたがおすすめです。まずは自分の名前の札から始めたり、少ない枚数からスタートしても良いでしょう。
・小学生以上「百人一首や地域特有のかるた」
語彙や知識が豊富な小学生以上の子どもには、難易度の高い百人一首や、地域ならではのかるたがおすすめです。日本文化や歴史に触れる良い機会になるでしょう。また、販売店ではことわざや都道府県かるたなど豊富に発売されていますので、子どもの興味や関心に合ったものを探してみるのも良いかもしれませんね。
かるたは単なる遊びにとどまらず、知育や文化教育となります。親子で楽しく遊びながら、言葉や集中力を育てることができるのでおすすめです。
きょうだいで能力差や理解度に差があるときは、1枚につき取得ポイント2にするなどルールを柔軟に変えてあげるのも良いと思います。年齢に応じたかるたを選び、ぜひ家族の時間を楽しんでくださいね。
ライター/監修:オオイシ(幼稚園教諭二種・保育士)
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