赤ちゃんを抱く際は、いきなり抱こうとするのではなく、まずは赤ちゃんと目を合わせ、優しい声で「抱っこするね」と告げることが大切です。
これにより、赤ちゃんも抱かれる準備ができ、安心して抱っこを受け入れることができます。
お父さんやお母さんの顔をしっかり見て、声を聞き、手足に優しく触れられることで、赤ちゃんは抱っこされることに対する安心感を得られるでしょう。
赤ちゃんを抱き上げるときは、お父さんやお母さんの親指を赤ちゃんの脇下に滑り込ませ、残りの指は赤ちゃんの背中側に添えます。
その状態で、赤ちゃんの全身を自分の身体に寄せつつゆっくりと抱き上げます。
このとき、赤ちゃんの両手が自然と上がる状態で、頭部をしっかりと支えながら抱き上げることが肝心です。
抱き上げた後は、赤ちゃんのお尻を片手で支え、もう一方の手で赤ちゃんの頭と背中を支えます。
この時、赤ちゃんの股が自然にM字形になるように心がけましょう。
また、赤ちゃんの顔がお父さんやお母さんの身体に埋もれないように気をつけることが重要です。
安全に抱くための細かなチェックは、鏡を使って確認すると良いでしょう。
抱っこによるお父さんやお母さん自身の体への負担や赤ちゃんの股関節への影響にも注意が必要です。
手首の使い過ぎによる腱鞘炎のリスクがあるため、赤ちゃんを抱く際は全身を使ったバランスの良い姿勢を意識しましょう。
また、赤ちゃんの自然な股の開き、いわゆるM字形を保つことも、股関節の健康には欠かせません。
赤ちゃんを抱く「コアラ抱き」は、赤ちゃんにとっても、抱く側にとっても安心感と心地よさをもたらします。
赤ちゃんとのコミュニケーションのためにも、正しい抱き方を覚えて、快適な抱っこ時間を楽しんでください。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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