文部科学省が強調する「生きる力」は、新学習指導要領でもキーワードとして注目されています。
この生きる力という概念は、急速に変化する社会で子どもたちが自立して生きていくために必要な、実践的な能力の育成を指します。
具体的には、自ら考え、判断し、表現する力のことであり、基礎的な知識・技能とともに、協調性や豊かな人間性も含まれます。
思考力は、問題に直面したときに自分で解決策を考える力です。
この力を養うには、子どもの好奇心を大切にし、日々の生活の中で自然に質問を投げかけることが重要です。
例えば「なぜ空は青いの?」という質問に対して「どうしてそう思うの?」と返すことで、さらに深く考えるきっかけを与えます。
また、おやこで一緒に答えを探す過程も、思考力を伸ばす良い機会になります。
判断力は、複数の選択肢から最適なものを選び取る力です。
この力を養うためには、子どもに選択の機会を多く与えることが必要です。
たとえば、買い物をする際に「リンゴとバナナ、どっちがいい?」と選ばせてみたり、日常生活の小さな判断に子どもを積極的に関わらせることが有効です。
失敗を恐れずに自ら選択させることで、自然と判断力が養われます。
表現力は、自分の思いやアイデアを他者に伝える力です。
これを伸ばすためには、子どもが自由に意見を言える環境を整えることが大切です。
また、絵本の読み聞かせや物語を一緒に作る活動は、表現力を豊かにするために有効です。
日常の会話の中で子どもの話をじっくり聞き、感想や意見を尋ねることも、表現力を高めるのに役立ちます。
急激に変化する社会の中で、子どもたちが自立して生きていくためには、「生きる力」の育成が不可欠です。
家庭での小さな取り組みが、子どもたちの未来を切り拓く大きな力になるでしょう。
思考力、判断力、表現力を育てるために、今日からできることを始めてみませんか。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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