「すごいね!」と褒める前に!保育士直伝“見てたよ”の一言で子どもの自己肯定感が育つ

「すごいね!」と褒める前に!保育士直伝“見てたよ”の一言で子どもの自己肯定感が育つ
子どもが何かをがんばったとき、つい「すごいね!」「できたね!」と声をかけたくなります。 でも、子どもの心にじんわり届くのは、じつはその結果を評価する言葉ではなく、そっと見守るようなひと言だったりするのです。
目次

「できたね」ばかりだと、がんばりすぎてしまう

子どもがジャンプできた。 靴を一人で履けた。

苦手な野菜を食べられた。 そんなときに「すごい!」「えらいね!」と声をかけると、子どもはうれしそうに笑います。

もちろん、努力を認められるのは嬉しいこと。 自信にもつながります。

でも「できたこと」ばかりを褒められる日々が続くと、子どもは少しずつ「できないとダメなんだ」と思うようになります。 「次も褒められたい」「もっとがんばらなきゃ」そんな気持ちがプレッシャーになり、本当の自信や安心感を育てにくくなってしまうこともあります。

「見てたよ」は、がんばりを“受けとめる”言葉

「できたね」という言葉は、結果に目を向けた評価の言葉。 それに対して「見てたよ」「がんばってたね」は、過程に寄り添う共感の言葉です。

たとえば、転んでも泣かずに立ち上がったとき。 苦手なことに挑戦しているとき。

うまくいかなくても、それでも向き合っている姿を見つけたとき。 そんなときに「よくがんばってたね」「見てたよ」と声をかけると、子どもは安心した表情になります。

「ちゃんと見てもらえている」「大切にされている」そんな気持ちが、子どもの自己肯定感をじわじわ育てていくのです。

「見てくれてる」という安心感が、子どもを育てる

人は誰でも、見守られていると感じることで、安心し、勇気を持って行動できます。 それは大人も子どもも同じです。

小さな子どもが「見て見て!」と何度も呼ぶのは、できたことを認めてほしいだけでなく「みてる?」と確かめたい気持ちがあるからです。 だから、できる・できないに関係なく、子どもの姿を見て声をかけることは、何よりも深い信頼関係につながります。

評価よりも共感が、心に残る

子育てにおいて、「ほめる」ことはとても大切です。 でも、それが評価ばかりに偏ってしまうと、子どもは親の期待に応えることばかりを意識するようになってしまいます。

「できたから褒められた」そんな経験よりも「できなくても見てくれていた」「がんばりをわかってくれた」そんな実感のほうが、心の奥深くに残っていきます。

まとめ

子どもの成長は、できることが増えていくこと以上に、安心して挑戦できる心を育てることが大切です。

「すごいね」「できたね」もときには必要ですが、それ以上に「見てたよ」「がんばってたね」「ちゃんと気づいてたよ」と、そっと寄り添うひと言をかけてみてください。

子どもの心にじんわり響くその言葉が、毎日の小さな積み重ねの中で、やさしく温かい土台になっていきます。

ライター/監修:でん吉(保育士)

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執筆者

保育士 でん吉

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