子どもがなかなか着替えない、ごはんが進まない、急に「行きたくない」と泣き出す…。 そんな中で、つい声が強くなってしまうこともありますよね。
ママやパパだって、本当は笑顔で送り出したいと思っている。 でも、仕事や時間のことを考えると、気持ちに余裕がなくなるのも当然のことです。
「また怒ってしまった」と自分を責めてしまうより「朝はどうしても余裕がなくなるもの」と少し割り切って考えてみるだけでも、心がふっと軽くなるかもしれません。
ママやパパが少しピリピリしていた朝、子どもも何か感じていることがあります。 子どもは、大人の表情や声のトーンにとても敏感だからです。
「怒らせちゃったかも」「さよなら言えなかった…」 そんな気持ちを抱えたまま、過ごすこともあるかもしれません。
でも、子どももまた「うまくいかなかったな」と、心のどこかで思っていることもあるのです。
朝がうまくいかなかった日ほど、帰宅後のひとときがとても大切です。 「おかえり」そのひと言に、あたたかいまなざしをそえてみてください。
「今日はがんばって行ったね」「朝はバタバタしちゃったけど、帰ってきてくれてうれしいよ」 そんな言葉があるだけで、子どもは「ママはちゃんと見てくれている」「気持ちは変わってないんだ」と安心できます。
やり直しができる関係だと知ることで、子どもは「自分は大丈夫なんだ」と思えるようになっていきます。
「朝怒ってごめんね」と謝るのがむずかしいときもありますよね。
そんなときは「朝はちょっと焦ってたんだ」「本当はもっとゆっくり抱きしめたかったよ」と、気持ちを伝えるだけでも十分です。 言い方や態度がうまくいかなかったとしても、親の気持ちを知ることで、子どもは安心できます。
子どもにとって大切なのは、「気持ちがつながっている」という感覚です。
「朝ちゃんと送り出せなかった」と落ち込んでしまうこともあるかもしれません。 でも、子育ては一日で完結するものではありません。
朝にすれ違ってしまったとしても、帰ってきたあとに何度でもつながり直すことができるのです。 大事なのは、ママやパパが「またやり直そう」と思える気持ち。
その思いがあるだけで、子どもにとっての家庭は、いつでも戻ってこれる安心の場所になります。

朝に怒ってしまったり、笑顔で見送れなかった日があっても、それは失敗ではありません。 帰ってきたときに「おかえり」と迎えること、少しの気持ちを伝えること。
それだけで、子どもはまた安心してママやパパとつながることができます。 完璧な朝を目指すのではなく「そのあとの関わりで取り戻せる」ことを、どうか思い出してみてください。
ライター / 監修:でん吉(保育士)
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