トマトは栄養豊富な食材ですが、皮や種は消化しにくいため、離乳食に使う際には下処理が大切です。
湯むきして皮を取り、種も取り除いてから調理しましょう。 ミキサーでペースト状にする場合でも下準備は丁寧に行うようにしてください。
初めて食べさせるときは、ひとさじ程度の少量からスタートして食後の様子をよく観察しましょう。 特に口の周りの赤みや湿疹、下痢などの症状が出ていないか確認することが大切です。
また、アレルギーの原因を特定しやすくするために、新しい食材は1種類ずつ与えるようにしましょう。
離乳食に使用するトマトは、酸味が少なく甘みのある品種を選ぶのがおすすめです。
・小ぶりで重みのあるもの
・赤くしっかり熟しているもの
こうした特徴のあるトマトは比較的甘みが強く、食べやすい傾向があります。
無塩タイプのトマトジュースや、煮詰めて作られたトマトピューレも離乳食に活用しやすいでしょう。 また、手作りしたトマトペーストを冷凍保存しておけば、忙しいときにもすぐに使えて便利です。
● 離乳食初期(生後5〜6ヶ月ごろ)
皮と種をしっかり取り除き、なめらかなペースト状にします。 ほかの野菜ペーストと混ぜて、スープ風にするのも良いでしょう。
● 離乳食中期(生後7〜8ヶ月ごろ)
噛む練習が始まる時期です。皮と種を除いたトマトをみじん切りにして、やわらかく煮込んで使います。 加熱すると酸味がやわらぎ、甘みが引き立ちやすくなります。
● 離乳食後期(生後9〜11ヶ月ごろ)〜完了期(1歳〜1歳半ごろ)
生のトマトも取り入れられるようになりますが、皮や種は引き続き取り除くと安心です。 刻んでサラダに加えたり、炒め物の彩りに使ったりと、さまざまなメニューでトマトの味を楽しめるようになるでしょう。
トマトはビタミンCやリコピンなどの栄養が豊富で、お子さまの成長をサポートしてくれる心強い食材です。
下処理に少し手間はかかりますが、まとめてペースト状にして冷凍保存しておくと毎日の離乳食作りがぐっとラクになりますよ。
お子さまの様子に合わせて、少しずつ取り入れていきましょう。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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