保育士が教える!秋の食材で「食べてみたい」を引き出す食育アイデア

保育士が教える!秋の食材で「食べてみたい」を引き出す食育アイデア
秋は「食欲の秋」と呼ばれるように、美味しい旬の食べ物がたくさん登場する季節です。食べ盛りの子どもにとっても、旬の味覚に触れることは食べる楽しさや食材への興味を広げる大切なきっかけになります。今回は9月におすすめの秋の食材や、好き嫌いの多い子でも楽しめる食育アイデアを紹介します。
目次

秋の食べ物って?

9月はまだ暑さが残る時期ですが、店頭には少しずつ秋らしい食材が並び始めます。

果物

ぶどう、梨、りんご、柿

野菜

さつまいも、かぼちゃ、きのこ類

さんま、鮭

秋が旬の食材は栄養価も高く、ビタミン・食物繊維・良質なたんぱく質をとれるので、成長期の子どもにぴったりです。 おやこで「秋の味覚探し」をしながら買い物するだけでも、自然と食材への興味がわいてくるでしょう。

好き嫌いの多い子におすすめの食育

子どもが新しい食材をなかなか食べないのは、まだ食への経験の薄さが原因でもあります。 無理に食べさせるより「食べてみたい!」「おもしろい!」と思える体験を工夫すると効果的です。

見て楽しむ

きのこの種類を図鑑や絵本で見比べたり、ぶどうの粒を数えて並べたりする。

触ってみる

さつまいもの皮のざらざら感、梨のひんやり感を触って体験する。

収穫体験

収穫体験は子どもたちが食への興味を深める、おすすめの活動です。 五感を刺激するリアルな体験は、達成感や自己肯定感を高めることも期待できます。

一緒に調理する

幼児でもできるお手伝いは多くあります。

たまねぎの皮をむく、梨を洗う、きのこを手で割くなど「自分が作った」という体験が食べるきっかけになります。

子どもと作れるさつまいもを使ったレシピ

秋の味覚「さつまいも」使ったレシピを紹介します!

子どもに簡単なお手伝いをしてもらいながら作れる、あまくて美味しいスイートポテトです。

簡単スイートポテト

【材料】

・さつまいも1本

・バター10g

・砂糖小さじ4(20g)

・牛乳小さじ4(20ml)

・卵黄1個分(つや出し用に使う)

作り方

①さつまいもを輪切りにし、皮をむいて水に3分間浸します。

②耐熱皿に入れ、ラップをかけて600Wの電子レンジで4分加熱します。

③柔らかくなったら、お子さんと一緒にさつまいもをマッシャーでつぶします。

※マッシャーがない場合は、フォークを使っても大丈夫です!

④さつまいもが熱いうちにバターと砂糖を加え、よく混ぜます。 お子さんと生地を好きな形に整え、アルミホイルの上に置きます。 表面につや出し用の卵黄を塗りましょう。

⑤トースターで焼き色がつくまで焼いたら完成です!

生地の生成が難しい場合は、絞り袋を使用したりアルミカップに入れて作る方法もあります。

お子さんの様子に合わせて作ってみてくださいね。

最後に

秋の味覚は栄養も豊富で、子どもたちが食の楽しさを知る絶好のチャンスです。 「食べる」ことだけに焦点を当てず、見る・触る・におう・作るといった五感を使った体験を取り入れることで、苦手な食材にも自然と親しめます。

ぜひ、ご家庭でもおやこで秋の味覚を楽しむ食育を実践してみてください。

監修/ライター:オオイシ(幼稚園教諭二種・保育士)

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執筆者

幼稚園教諭二種・保育士・ベビーマッサージインストラクター・チャイルドカウンセラー・家族療法カウンセラー オオイシ

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