理系タイプの子どもは、ただおもちゃで遊ぶのではなく「このおもちゃはどうやって動いているのかな?」といった視点を持つことが多いようです。 そのため、ときにはおもちゃを分解して中の仕組みを見ようとすることもあるでしょう。
一方で、文系タイプの子どもは、おもちゃを使っておままごとなどのごっこ遊びを楽しむなど、人と人とのやり取りを模した遊びに興味を持ちやすい傾向があります。
積み木遊びは、理系的な思考を育てるのにとてもよいとされています。 積み木を使って形を作るなかで、「どう積めば崩れにくいか」「この形を作るには何個必要か」といったことを自然と考えるようになります。
このような遊びを通して、空間をイメージしたり、形や位置を把握する力=空間認識力が身につきます。 空間認識力は、数学や理科といった理数系の学びに繋がる大切な力だと言えるでしょう。
子どもが「なんで?」「どうして?」と聞いてくるときは、理系的な力を育てるチャンスです。 すぐにスマートフォンで調べることもできますが、図鑑を一緒に使って調べるのもおすすめです。
図鑑には写真やイラストとともに正しい情報が掲載されているため、視覚的にも理解しやすく、子どもの興味をより深めることができるでしょう。
また、理系タイプの子どもは、家の中の物を分解して中身を見たがることもあります。 その行動に戸惑うこともあるかもしれませんが、頭ごなしに「ダメ!」と叱るのではなく「どうして気になったの?」と声をかけてみるとよいでしょう。
身のまわりの自然の中には、子どもの探究心をくすぐる発見がたくさんあります。 キャンプや登山などのアウトドア体験はもちろん、近所のお散歩も立派な学びの時間になります。
空や雲の動きを観察したり、道ばたの草花を調べたりする中で、知識と実体験が結びつき、五感を使って学ぶことができます。 こうした体験を重ねることで、理系の力が自然と育っていくかもしれません。
理系的な思考を育てるには、子どもの「知りたい!」「やってみたい!」という気持ちを受け止め、のびのびと学べる時間や環境を整えてあげることが大切です。
将来の進路の選択肢が広がる今、子どもの個性や興味を尊重しながら、自然なかたちでその力を伸ばしていけるとよいですね。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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