一般的に、赤ちゃんの歩き始めには運動能力だけでなく性格なども影響するため、かなりの個人差があります。
多くの育児書では「1歳4ヶ月ごろまでに約90%の子どもが歩き始める」とされていますが、「1歳半」を受診の目安にしているのは、あくまで念のためです。
実際には、1歳半を過ぎても歩かない場合に何らかの異常が見つかるケースは少ないようです。 しかし不安を解消するためにも、1歳半検診などの機会を利用して専門家に相談してみるのが安心です。
歩行には筋力やバランス能力のほかに「歩きたい」という意欲が必要です。 この意欲が弱いことが、歩き始めの遅れにつながる可能性があります。
慎重な性格のお子さんほど、転ぶのを怖がって一歩を踏み出すのが遅くなる傾向があります。
また、はいはいをあまりせずにお尻で移動する「シャフリングベビー」も、歩行開始が1歳半から2歳頃になることがあります。 これは異常ではなく、「発達の個性」の一つとして捉えられています。
無理に歩かせようとすると逆効果になる可能性があるため、遊びを通して「歩きたい!」という気持ちを引き出すことが大切です。
【おすすめの遊び】
手押し車: 押して歩く楽しさを安全に体験できます。
ペンギン歩き: 親御さんの足の甲にお子さんの足を乗せ、手をつないで一緒に歩く遊びです。 スキンシップを図りながら足の運びを練習できます。
また、すでに歩けるのに抱っこをせがむ場合は「あそこまで競争しよう!」などとゲーム感覚を取り入れるのがおすすめです。 ただし「歩きなさい」といった強要は、やる気を削いでしまうので避けましょう。
1歳半で歩かない場合でも、赤ちゃんの成長には大きな個人差があることを忘れないでください。
不安になりすぎず、お子さんのペースや個性を尊重しながら、焦らず楽しく歩行を促す方法を試してみましょう。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
絶対に開けてはダメと言われた壁の向こうには…#7
2024.09.17
【後編】父の病気に気づいたまさかの理由
2025.10.01
絶対に開けてはダメと言われた壁の向こうには…#8
2024.09.17
運動会で…昼食時、保護者がまさかのバーベキュー開始。学校が注意した結果⇒【...
2025.10.03
子どもを守る防災教育~楽しい学びと学校の取り組み~
2024.08.05
運動会で…確保した場所に見知らぬ保護者が“当然の顔”で相席。言葉を失った直...
2025.10.01
絶対に開けてはダメと言われた壁の向こうには…#9
2024.09.17
絶対に開けてはダメと言われた壁の向こうには…#10
2024.09.17
『ガチャガチャ』深夜の自宅で聞こえた“奇妙な物音”に違和感…直後⇒予想外の...
2025.09.01
『ガチャガチャ』深夜の自宅で聞こえた“奇妙な物音”に違和感…直後⇒予想もし...
2024.08.01