語りかけとは、日常の中で大人が行う育児の動作や出来事を言葉にして伝えることを指します。 「おむつを替えるね」「今日は暑いね」など、特別な会話でなくても構いません。 赤ちゃんの声や表情、しぐさに反応して言葉をかけることも、立派な語りかけです。
決まった形式や「こう話しかけるべき」というルールはありません。 何気ない言葉でも、親が優しく語りかけてあげることが大切です。
低月齢の赤ちゃんはまだ言葉を話すことはできませんが、周りの大人が赤ちゃんの声や表情に反応してあげることには大きな意味があります。 このやりとりが、赤ちゃんに「自分の存在が認められている」という安心感を与え、のちのコミュニケーション力や人間関係の基礎を育む土台になると考えられています。
大人から一方的に語りかけるだけでなく、赤ちゃんの反応を受け取って返す「言葉のキャッチボール」を意識すると良いでしょう。
イギリスで行われた調査では「語りかけ育児」を受けた子どもたちのほとんどが、言葉の発達で平均的な水準に達していた一方、語りかけが少なかった子どもたちは、言葉の発達の遅れが続いたという報告があります。
このことから、語りかけは言葉の健やかな発達を支える重要な要素であり、その後の成長にも大きく影響する可能性があるといえるでしょう。
これまでの研究では、親の語りかけが多いことの利点や、少ない場合の課題については多く報告されていますが「話しかけすぎることによる悪影響」が確認された明確な研究結果は見られません。
一般的な家庭での育児においては、話しかけすぎを気にしすぎる必要はないでしょう。 日々の中で、おやこが言葉を通して触れ合う時間を自然に楽しむことを大切にしてください。
赤ちゃんへの語りかけは、「言葉のキャッチボール」を意識することが大切です。 まだ発声が少ない時期でも、親が優しく話しかけることで、おやこの絆が深まり、心あたたまるコミュニケーションの時間を過ごせるでしょう。
限られたこの時期を大切に、穏やかな気持ちで語りかけの時間を楽しんでくださいね。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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