子どものにんじん嫌いを克服！苦手な理由を解消する調理の裏ワザレシピ

にんじんのにおいを解消する克服法

にんじんの独特なにおいが嫌いな子どもは非常に多いようです。 においをなくすには火を通すことが効果的ですが、煮たり茹でたりしても、もともと苦手な子どもはにおいに気づいてしまうかもしれません。

そんなにおい嫌いを克服する鍵は、にんじんをすりおろしてから加熱調理に加えることです。

皮ごとすりおろしたにんじんをホットケーキミックスに混ぜて焼く「にんじんホットケーキ」がおすすめです。 子どもの好きな甘い生地と一緒に焼くことで、にんじんの独特のにおいがほとんど気にならなくなるでしょう。 火を通して優しい甘みが加わるため、おやつだけでなく食事としても適しており、にんじん嫌いの克服に役立つかもしれません。

にんじんの食感を変化させる克服法

にんじんをカレーやシチューなどの煮込み料理に入れたときの、柔らかいけれど弾力のある「ふにゃっとした食感」が苦手だという子どもも少なくありません。 煮込み料理で彩りを添えたい気持ちはわかりますが、苦手な食感に敏感な子どもには難しい場合があります。

そんなお子さまには、炒め料理の中でも、沖縄県の郷土料理である「にんじんしりしり」は、食感嫌いを克服するのに役立つかもしれません。 千切りにしたにんじんをツナと調味料で炒め、最後に溶き卵を流し入れて作るこの料理は、卵の優しい食感とツナの旨味で、にんじんが苦手な子どもでも食べやすいようです。

苦手な野菜への接し方

子どもの野菜嫌いを克服するには、「おいしく、無理なく、少しずつ慣れさせる」ことが重要です。 小さく刻んで黙って料理に入れて、子どもに気づかれてしまった場合「騙された」と頑なに拒否するようになり、かえって逆効果になることもあります。 事前に「少しだけ入っているよ」と伝えるようにしましょう。

野菜が美味しくないと決めつけて食わず嫌いになっている子どもには、にんじんホットケーキや野菜ジュースなどで、苦手な味に少しずつ慣れさせていく方法が有効です。 こうした小さな成功体験を積み重ねることで、子どもは「野菜を食べることができた」という自信をつけ、克服への意欲に繋がるでしょう。

おわりに

にんじん嫌いの原因を突き止めて、その苦手な部分を解消する調理法を試すことが克服への第一歩となります。

今回紹介した克服レシピなどを参考に、にんじんの美味しさを子どもに伝え、食生活を豊かにしてあげてください。

（おやこのへや編集部）