身体も心もぐっと成長して挑戦の幅も広がる小学生の時期は、習い事をはじめたいと考える家庭が増えてきます。そんな中で「どんな習い事をさせたらいいのか悩む…」というママパパも多いですよね。
そこで小学生に人気の習い事をアンケートをもとに発表!なぜ人気なのか?の理由とともに紹介します。
また、同じくアンケートをもとにした「これからさせたい習い事ランキング」や小学生が習い事をするメリット、小学生の習い事を選ぶポイントも解説していきますので、習い事選びの参考にしてくださいね。
学校でもさまざまな学びの機会がある中で、小学生に習い事は必要なの?と疑問に思う人もいますよね。
すでに習い事をさせているママパパにアンケートした結果、「子どもの興味や好奇心を伸ばしてあげるために親がサポートしてあげたい」、「海外に留学させたいから」、「偏差値の高い大学に行かせたいから」や、といった理由で習い事をさせる親が多いよう。
多様な価値観に触れて世界を広げて欲しい、困難が多い今の社会で活躍できるための学力や精神力を身に着けて欲しいなど「今だけでなく将来も視野にいれて、小学生に必要な学び以上の場を提供したい」と考えて、習い事をさせている親が多いことがわかりました。
アンケート概要:2020/6/19~6/23 回答者数98名・ヨムーノメイトアンケートによる
将来を見据えて習い事を決めている親が多い中、小学生に人気の習い事はどれなのか気になりますよね!
そこでアクトインディ株式会社が国内最大級の子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」ユーザー414名を対象に実施した「子どもの習い事に関するアンケート」から、小学生に人気の習い事を大調査!中でも特に人気の10位までを、ランキング形式で紹介します。
小学生に人気の習い事第1位は「水泳」!過去5年間の習い事ランキングでも常に1位を獲得している大人気の習い事で、基礎体力作りや喘息治療のためなど、健康促進を目的として通わせているおうちが多いよう。
実際に筆者のまわりにも水泳を習っている子が多く、ママたちからは「喘息が良くなった」「身体が丈夫になって風邪をひかなくなった」など、健康面での効果を実感している声が聞かれました。
2位は2020年から小学校で必修化されている「英語」。こちらも常に上位にある人気の習い事のひとつです。
今は採用で英語力を重視している企業も多いことから、グローバル化が進む日本でコミュニケーションの壁を感じないよう、将来の選択肢が増えるようにと考えて習わせる家庭が増えています。
3位はマットや跳び箱、鉄棒などの器具を使って体を動かす「体操」。
全身を使った適度な運動は柔軟性や運動能力を高めることだけでなく、精神の発達にも良いとされています。子どものストレス発散や情緒安定を目的に近年は特に人気が高まっているようです。
4位は授業の予習、復習を行う「学習塾・公文」。学習習慣を身に着けたいと小学校入学前から通わせる親も多い中、入学後に効果を感じられたことや成績アップを実感できたことから、小学生でも継続して習わせている家庭が多数!
筆者の周囲でも公文が人気で、親が子どもの頃に通っていてメリットを実感していることからわが子にも!と考えている家庭が多い印象でした。
5位はリズム感や音感が養える「ピアノ・エレクトーン」。発表会や合唱の伴奏役で人前に立つ経験が多いことから、本番で力を発揮できる強さや度胸を身に着けてほしいと考える親からも人気があります。
6位は「サッカー」。運動能力を高めるためだけではなく、チームプレーの中で思いやりや積極性を養えるのが人気の理由です。今は勝ち負けにこだわらず「みんなで楽しく運動する」ことをコンセプトのサッカー教室も多いことから、スポーツの習い事の足がかりとしてサッカーを選ぶ親も多いよう。
7位は「書道・習字」。きれいな字は一生物のスキル!生涯に渡ってメリットがあることや、書初め大会や自由研究など、身に着けたスキルを発揮する場も多いことから人気が高い習い事です。
8位は「柔道・剣道・空手などの武道」。目上の人に対する礼儀作法を身に着けさせたい、身体だけでなく精神力を鍛えさせたいという親に人気があります。また、護衛術として習わせているという意見もありました!
9位は「ジャズ・ストリート・チアなどのダンス」。身体を動かす楽しさを知って欲しい、人前で踊ることで度胸をつけて欲しいという親の希望だけでなく、SNSなどから興味を持つ子どもが多いことも人気の理由になっています。
10位は「そろばん」。正確で早い計算力や暗算のスキルが身に着くそろばんは、算数への苦手意識を無くしたいと考える親に人気です。STEM教育の土台作りにも有効なことから、論理的思考を身に着けさせたいという親にも選ばれています。
小学生の習い事にはそれぞれに習得できるスキル以外にも、小学生のうちに育んでおきたい感情や性質を養えるといったメリットがあります。3つのメリットをそれぞれ見ていきましょう。
ひとつ目のメリットは自己肯定感が上がって、自分に自信が持てるようになること。努力を積み重ねていくことで目標を達成する、チームで協力して勝つなど、成功体験を積むことで自らの行動や考えに自信に繋がり、さまざまなことに前向きに取り組めるようになります。
「できない」が口癖のわが子も、1日少しづつでもやれば必ずできるようになることを習い事で学びました。できるようになったことを周囲に褒められることでさらに自信が生まれ、勉強やその他のことに対するモチベーションもあがってきたことを実感しています。
ふたつめは社会性を身につけられること。異なる学年の子やほかの学校の子など、学校とは違う集団の中で過ごすことで、協調性やコミュニケーション能力が養われます。また、コーチなどの大人とも触れ合う機会ができることで、目上の人に対する礼儀も身に付きます。
最後はサードプレイスが得られること。サードプレイス(第3の場所)とは、家庭(第1の場所)や学習(第2の場所)の場とは関係なく存在する、自分が心地よくいられる居場所のことです。
サードプレイスで得た新たな人間関係の中で尊敬できる人を見つけたり、学校ではできなかった気の合う友達ができたりと、生涯の宝物ともいえる出会いをもたらしてくれることも。
また、学校や家庭でトラブルが起こって孤独を感じた時など、そこでできた人間関係が支えとなることも多いです。今後も1つの環境で上手くいかなくてもその集団に固執することなく、スムーズな人間関係を築ける土台になります。
次は先輩ママたちに聞いた「これから子供にさせたいと思っている習い事」TOP5です。周囲の話を聞いて必要性を感じた、子どもが興味をもちはじめたなど、ママ達がこれからさせたいと思っている習い事を、ヨムーノのアンケートを元にランキング形式で紹介します。
習わせたいと感じている理由についても触れていきますので、参考にしてくださいね。
これからさせたい習い事1位は「スイミング」でした!実際に習わせて効果を実感しているママたちから勧められる機会多いスイミング。理由は基礎体力をつけて欲しい、持久力を着けて欲しいなど、風邪や病気につよい身体になって欲しいという声が多かったです。
2位は「学習塾」。学年が上がって授業についていけなくなったから、また進学のために質の高い教育が必要になったから、また、通信教育では難しいと考えた場合のステップアップとして考えているという意見もありました。
3位は「ダンス」。こちらは親が必要性を感じたというよりも、子ども本人が興味を持っているからという回答が目立ちました。テレビやyoutubeで目にすることで本人が興味がでてきたり、音楽が好きだからといった、子どもの好きなことからダンスを習わせたいと考えている人が多いようです。
4位は「ピアノ・エレクトーン」。こちらもダンス同様、子どもが興味を持っているからという回答が多かったです。また、自分が習っていてよかったからと、親の経験からメリットを感じて選んだという意見も。
5位は「そろばん」。こちらも暗算の必要性を実感して習わせたいと考えている人や、自分が小さい頃に習って今もそのスキルが役立っていると実感したからという意見が目立ちました。
同率5位は「プログラミング」。2022年に小学校でも必修化されたこともあり、授業についていけるように習わせたいという意見がありました。また、将来持っていて当たり前の技術になっていそうだからと、先を見越した声も!
お金も時間もかかる小学生の習い事。習い始めたはいいけれど、すぐに辞めてしまったなんてことは避けたいですよね。子どもが興味を持って続けられる習い事を選ぶには、どんなポイントに注意したらいいのでしょうか?
習い事選びで大切にしたいのは、子供自身がやりたいと思っているかということ。自分が習って楽しかったから、役に立ったからと、親の気持ちだけが先走ってしまうと、それが苦痛になったときに今後習い事自体を拒否することになりかねません。
子どもが小さな頃に好きだったことや今好きなこと、好きな教科などを子供と一緒に話し合いながら、楽しんで通えそうな習い事を探してみましょう。またピアノのように練習や課題の量がわが子に合っているかも大切です。
しっかり話し合っておくことで、「好きだから頑張りたい」のサイクルが子供の成長を促します。
習い事に必要なお金や、送迎に無理のない範囲内で選ぶのも大切なポイントのひとつ。長く続けていると親も子もモチベーションが上がらないこともあります。そんな時に送迎や金銭面での負担が辞める引き金になることも。
特にお金は、上達することで月謝が上がったり、発表会やイベントごとに費用が発生する習い事も多いです。申し込み前に年間を通してどれくらいお金がかかるのか、聞いておくと安心ですね。
小学生は学年が上がると、6時間授業が始まるなど一週間のスケジュールも変わってきます。何曜日に通うのか、学校の時間割との組み合わせなども考慮しておきましょう。
習い事先の環境や雰囲気の良さもぜひ見極めたいポイント。体験時は先生の指導方針や子どもとの接し方、安全に習い事ができる環境なのかも要チェックです!
雰囲気や指導に不安を感じながらも条件面に合うからと決めてしまうと、何かトラブルが起こった際の対応に苦慮することも。雰囲気に合わないなと思ったら、他の教室を探すことも視野に入れましょう。
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学校ではできない経験をさせてくれる習い事は、小学生の子どもたちの心と体もぐぐっと成長させてくれる大切な機会です。ランキングや先輩ママたちの意見を参考にして、おやこにベストな習い事を見つけてくださいね。
ライター Ichika
山梨県生まれ。関西、九州での生活を経て11年ぶりに地元に戻りライター業をスタート。身内や友人に教育関係者が多く、たくさんのヒントを得ながら自分なりの育児を模索中。子育て経験をもとにした体験談やコラムも発信しています。
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