こんにちは!3人育児に奮闘中のママライター、タキザワです! わが家は6歳の長男、3歳の長女、1歳の次女の3きょうだい。長女と次女は1歳9ヶ月違いの年子です。
じつは2人以上のきょうだいがいる家庭のうち、年子(学年)家庭は全体の3.5%(※)ほど。
年子で産もうと思うと、1人目がまだ目の離せない時期の妊娠・出産になるので、「もう少し落ち着いてから…」と考える人が多いのも頷けます。
実際に筆者も、次女の妊娠中は動き回る長女を追いかけるのに必死で、妊婦なのにあまり体重が増えず、出産した後は長女のイヤイヤ期が始まり妊娠前より体重が減ったという過酷ぶりでした…。
それでも年子でよかったなと思うことはたくさんありますよ♡
この記事では、年子育児を考えているママ・パパのために、年子のメリット・デメリットを紹介♪先輩ママパパの本音を紹介します。
※参照:きょうだいの年齢差/公益財団法人1more Baby応援団
「年子」とは、「同じ母親から生まれた、年齢が1つ違いの子ども」のこと。つまり、上の子が1歳11ヶ月になるまでの間に下の子が生まれることをいいます。
年子というと一般的に「1学年差のきょうだい」と思われがちですが、生まれ月によっては1学年差になるとは限りません。年子には一体どんなパターンがあるのでしょうか?
上の子が4月~3月の間に生まれ、下の子が次年度の4~3月の間に生まれると、1学年差の年子になります。
わが家は長女が4月生まれ、次女が次年度の1月生まれなので、このパターンです。1学年差ですが1歳9ヶ月離れているので、年子というよりは「2歳差のきょうだい」のように感じます。
上の子と下の子が1歳1ヶ月以上離れている場合、生まれ月によっては2学年差になることもあります。
長男のお友だちで、12月生まれの年長と6月生まれの年少のきょうだいがいます。1歳6ヶ月差なので年子なのですが、12月に上の子がうまれ、その翌々年の6月に下の子が生まれているので2学年差になったんですね。
学年は離れていますが、体の大きさはほぼ変わらないので双子のように見えます。
まれにではありますが、年子のきょうだいが同学年になるパターンも。 上の子が4~5月に生まれた後、すぐに妊娠して次の4月1日までに出産すれば、きょうだいは同学年になります
たとえば「2020年4月2日生まれ」と「2021年3月31日生まれ」のきょうだいの場合、誕生日はほぼ1年違いますが、学年上は同級生となるのです。
いろいろなパターンがある年子。 「年子でよかった!」と思ったことを、先輩ママに聞いてみました!
年齢が近いことで、上の子が使っていたベビー用品をそのまま使いまわすことができます。わが家も長女がサイズアウトしたおむつや服を期間をあまり空けることなく使えたので、家計的にも助かりましたし、ものが増えずに済みました。
未就園児のころは好みに差があまりないので、おもちゃも共有できますよ♪
年齢の近いきょうだいだと、ハマる遊びやおもちゃが大体同じ。2歳を過ぎるとだんだん子ども同士で遊ぶようになり、親が遊び相手になる場面が少なくなるでしょう。
トレーニングやしつけに関しても上の子と合わせて一気にできるので、年の離れたきょうだいより手がかからないかもしれません。
年の離れたきょうだいだと、上の子の手が離れたと思ったら下の子が手がかかるようになり、大変な時期が長く続きます。その点、年子は手のかかる時期が重なり大変ではありますが短く凝縮されているので、社会復帰がしやすいというメリットも。
また年が離れていると子どもの園や学校がバラバラになりやすく、園と小学校の運動会の日程が重なるなど、イベントの出席が大変ですが、年が近いとその期間も短くて済みます。
年子でよかったこともあれば、「年子ってやっぱり大変…」と思うことも。 「年子で大変だったこと」を先輩ママに聞いてみました!
年子の場合、出産費用から始まり、予防接種や入園・入学などの費用が大体1年おきにかかります。
また年が離れていれば制服や学用品のお下がりを使えますが、年子だとまだ使っていることが多く、新しいのを購入する必要があるなど、経済的な負担が大きいと感じている先輩ママは多いよう。
前の出産のダメージが残っている状態で次の妊娠・出産を迎えるため、体への負担は相当なもの。
筆者の場合は上の子が帝王切開だったため、子宮破裂のリスクもあり、かなり慎重になりました。
出産してからは下の子の夜泣きと上の子のイヤイヤ期が重なり、ゆっくり体を休める暇がありません。
また下の子の離乳食が始まったら、離乳食・上の子用の幼児食・大人用と3パターン作ることもあり、体力面・精神面でハードな日々が続きます。
年子だと、妊娠中も上の子がまだまだ手のかかる時期。つわりでつらくても、ゆっくり休める時間はなかなかありません。
妊娠中は走ってはいけない、高いところに登ってはいけないとわかっていても、子どもはお構いなしに行ってしまうもの。筆者も大きなお腹で、上の子を必死に追いかけていました。
上の子にもまだベビーカーやチャイルドシートが必要な時期は、2台分のスペースの確保や移動が大変。2人分の着替えやおむつ、飲み物など荷物の量も必然的に多くなります。
子ども2人とも食事の補助が必要なので、外食も大変。わが家は次女が生まれてから、出前やテイクアウトの利用が格段に増えました。
「とにかく手が足りない!」と大変な年子育児ですが、ポイントを抑えれば体も心もぐっと楽になります!
年子育児を乗り切るポイントを筆者の経験からも紹介します♪
年子だと、上の子もまだまだ抱っこが恋しいですよね。しかし、上の子の抱っこは妊娠中、また産後の体に負担がかかってしまいます。抱っこは自身の体調を見ながら長時間は避け、座った状態でしたり、移動はベビーカーを利用したりして、無理はしないようにしましょう。
産後はなかなか休めないとは思いますが、パパや周囲の人と協力して、自分をいたわる時間をとるようにしてくださいね。
授乳や夜泣きで睡眠不足になったり、上の子のイヤイヤ期に悩んだり、心身ともに追い詰められがちな年子育児。疲れがたまっていると感じたら、一時保育やベビーシッターなど育児サポートを活用しましょう!
自治体の一時保育は、育児疲れによるリフレッシュ目的での利用もOK(※)。気兼ねする必要はまったくありません。子どもから離れて、ゆっくり休めばかなり楽になりますよ。
自治体の保健師さんに相談できる、子育て広場もおすすめ。家にはないおもちゃで遊べるので、子どもも喜びます。筆者も日々の家事・育児がしんどいと感じた時には、近くの子育て広場に行って、保健師さんやほかのママと話すようにしていました。
***
なにかと負担がかかりがちな年子育児ではありますが、年の離れたきょうだいよりも子育てが短い期間で一気に終わるというメリットもあります。
なにより年が近い分、きょうだいが寄り添って一緒に成長していく姿がとてもかわいくて愛おしいです♡
年子のメリット・デメリットをしっかり理解した上で、みんなが笑顔で過ごせる家族計画を実現していきたいですね。
ライター タキザワミユキ
何にでも興味津々なやんちゃな3兄妹を育てるママライター。留学・語学学校での勤務経験を活かし、さまざまなテーマで執筆しています。子供たちの笑顔が毎日の癒し!子供の成長はあっという間だなと実感する日々です。
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