トマトが苦手な子どもは、完熟していないトマトに多く含まれる独特の酸味を嫌がることが多いようです。 この酸味の主な原因は種の部分にあるため、調理の前に種を取り除くことで酸味を大幅に抑えることができます。
種を取り除くと水分が出にくくなり、サンドウィッチやサラダの仕上がりがべちゃべちゃにならないというメリットもあるでしょう。
また、種を取り除く手間を省きたい場合は、あらかじめ種が取り除かれているカットトマト缶を活用するのがおすすめです。(ホールトマト缶には種が含まれている場合があるため注意が必要です) さらに、トマトの酸味成分であるクエン酸を中和するために、トマトソースやスープを加熱する際に、ごく少量の重曹を加える方法も酸味を抑えるのに有効です。
トマト嫌いの子どもは、皮のプツッとした食感よりも、中の種のつぶつぶ感や、どろっとした部分の食感を苦手としていることが多いとされています。 栄養面を考えると丸ごと食べてほしいところですが、克服のためには、まずは種を取り除いて食べさせてみるのが良いでしょう。
トマトの種の取り除き方は簡単です。 トマトを横に半分に輪切りにし、断面を下にして持ち、指やスプーンで種の部分をかき出すようにすると良いでしょう。
大きめのトマトの方が作業しやすいかもしれませんが、小さなトマトでも可能です。 この簡単な作業を子どもと一緒に取り組んでみることで、苦手な種の部分でも、触れてみる経験が克服のきっかけになるかもしれません。
子どもが好きなカレーやハヤシライスに、トマトをミキサーにかけたり、小さくカットしたりして、煮込むときに投入するのがおすすめです。 子どもはトマトそのものは嫌いでも、ピザの赤いソースの原料がトマトだと知らずに食べるケースは少ないようです。
また、手作りのピザなら、ソースの上にチーズをたっぷり乗せることで赤いソースを隠すこともできるでしょう。さらに、トマトをスムージーにすれば食感をなくすことができ、果物と合わせることで甘いジュースのように飲んでくれるかもしれません。
子どもがトマトを嫌いになるのには、必ず理由があります。 味なのか、食感なのか、見た目なのか、まずは子どもが食べる様子を観察して原因を知ることが大切です。
調理のちょっとした工夫で解決できることも多いので、気づいた時にぜひ実践し、トマトをおいしく食べられるようサポートしてあげてください。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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