最初に日本で緊急事態宣言が発令されたのは2020年4月7日。あっという間に季節はめぐり、1年あまりが経ちました。いま、新たに変異型ウィルスの存在と脅威も叫ばれ、3度目の緊急事態宣言が25日より東京、大阪、兵庫、京都に発令されるなど、まだまだ落ち着く様子が見えません。
コロナ禍によって、子どものいる家庭のくらしはどんな風に変わったのか。
『おやこのくふう』編集部は3歳~6歳の子どもをもつ家庭を対象にアンケート調査を実施。コロナ禍で増えたもの、コロナ禍で減ったものの実態が見えてきました。
コロナ禍によって、外出自粛モードとなり、おうち時間がぐんと増えました。その中で、仕事でいそがしかった母親や父親、習い事やお友だちとの遊びをしていた子どもも、みんながおうちにいるように。
結果、家族間のコミュニケーションは「とても増えた」(13.1%)、まあ増えた(45.4%)を合わせて増えた人は58.5%と6割近くに上りました。また、母と子どもは56.3%(とても+まあ)、父と子どもは44.1%(とても+まあ)と、子どもと親のコミュニケーションも増えた人が多かったことが伺えます。
いっぽう祖父母と子どものコミュニケーションにおいては、3割以上が減少したと回答。お盆や年末年始などの休暇器官に帰省できなかったことなどが大きく影響していると考えられ「そろそろ疲れた…2度目のコロナ禍GW。巣ごもり派は5割超だけど、子どもの退屈やストレスがやっぱり心配!」 でも紹介した通り、いま祖父母に孫を会わせたいというニーズの強さの背景がここにもあらわれているといえそうです。
しかし、おうちにいる時間が増え、親子でいっしょに過ごす時間が増えていくと、母親が子どもを叱る回数が増えたと答えた人が48.8%(とても+まあ)と半数近くにのぼりました。父親が子どもを叱る回数が増えたと答えた人が33.9%(とても+まあ)という点と比べると、しつけの面ではまだまだ母親に比重がかかっている家庭が多いのかもしれません。
また、このコロナ禍で子どもの動画(TV・DVD・ネット)を見る時間が増えたと答えた人は63.3%(とても+まあ)。動画は、外に行けない子どもたちの楽しみになる一方「ついだらだらと見てしまう」「もっと見たいといわれて親子でケンカになってしまう」など、子育てでの大きな課題にもなっているようです。
4月29日より始まるゴールデンウィーク。東京、大阪、兵庫、京都では緊急事態宣言が25日より発令され、かなり厳しい要請が政府からなされる様子。おでかけできない、お天気なのに家族みんなでおうちにいる…と親にとっても、子どもにとっても我慢の長期休みになりそうです。
おうちではしゃいだり、動画に夢中になったり、せっかく作った食事を全然食べなかったり、おやつばっかりを食べたり。そんなわが子にガミガミ叱って、自己嫌悪、親もストレスがたまって、ますますガミガミ…とガミガミの負のループにはまってしまうかもしれません。
こどもコンサルタントの原坂一郎先生はこういいます。
「ガミガミはOK!~(略)~大切なのは注意するときの声のかけ方。太く・短い言葉でなるべく短時間(目安は10秒以内)で終わらせましょう。そしてしっかり伝えたらもう蒸し返さずに」
あとはやさしくふだん通りに接して、笑い合っていればOK!
*引用:おやこのくふう「子どもにガミガミ言っちゃってもいいんです!ポイントは注意するときの声のかけ方」(原坂一郎氏)
叱っていない時間をいかにしあわせ時間にしていくか。そう考えながら、今年のゴールデンウィークもなんとか乗り切っていきたいですね。
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《調査概要》
・調査テーマ:初の緊急事態宣言発令から1年が経ち、 家庭内で変化したこと
・調査方法:インターネットによる調査
・調査時期:2021年4月9日~2021年4月14日
・調査対象:3歳〜6歳の子どもを持つ家庭
・調査対象者数:313人
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