子どもの語彙力を伸ばす読み聞かせの「技術」と「集中させるコツ」

聞き取りやすさが鍵！読み聞かせの技術的なコツ

読み聞かせの質を高めるためには、読むスピードや本を構える角度といった技術的な点にも配慮が必要です。 子どもが場面を頭の中でイメージする時間を作るために「少しゆっくり過ぎるかな」と感じるくらいのスピードで読みましょう。

文章を読み終えた後もすぐにページをめくらず、絵をしっかり見せてあげると良いですよ。

新しい本はしっかりと開きクセをつけて、絵の一部が隠れないようにしましょう。 また、照明の反射で見えにくくならないよう、本を下向きに少し傾けると子どもが見やすくなります。

集中を途切れさせない読み方と言葉の定着術

読み聞かせの効果を最大限に引き出すためには、子どもの集中力を保つ工夫と、「もう一回」という気持ちに寄り添うことが大切です。 読み聞かせの最中に、親から「これは何かな？」などと質問を重ねすぎると、子どもの集中力が途切れてしまうことがあります。 子どもの質問には簡単に答えつつ、話は中断せずに最後まで聞かせてあげましょう。

また、子どもが「もう一回！」とリクエストするのは、その本を気に入っている証拠です。 同じ本を何度も繰り返し読むことで、子どもは言葉の定着を図り、新たな発見をすることもあります。

おわりに

読み聞かせはお子さんが言葉と出会い、世界を広げるための大切な時間です。 本選びや読み方に工夫を凝らし、何度も繰り返して読むことは、言葉の学習を効果的にサポートします。

今回紹介したコツを参考にしながらも、何よりもお子さんとの時間を楽しむことを大切にしてください。

（おやこのへや編集部）