ブリはスーパーなどでは1年を通して手に入れることができますが、冬が旬の魚です。 良質なたんぱく質やDHA・EPA、ビタミンDなどのさまざまな栄養素が含まれており、子どもの成長に役立ちます。
このように栄養豊富なブリですが、何歳から与えてよいのか迷う方も多いでしょう。 与えられる時期や注意点について以下で詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

ブリは脂質が高いことから、離乳食初期(生後5~6ヶ月ごろ)・中期(生後7~8ヶ月ごろ)には向いていません。 そのため、赤身魚に慣れてきた離乳食後期(生後9〜11ヶ月ごろ)からを目安に与え始めるとよいでしょう。
皮や骨を取り除き、離乳食後期では粗くほぐし、完了期(1歳~1歳半ごろ)では1cmほどの大きさに切るか、ほぐしてから与えてください。
また、ブリはパサパサしやすいので、とろみをつけてあげると赤ちゃんにも食べやすくなりますよ。
栄養豊富なブリですが、子どもに与えるときには注意点も存在します。
ここでは、ふたつ紹介します。
ブリは栄養豊富な青魚ですが、まれにアレルギーを起こす可能性があります。 そのため、初めて与える際は加熱をして、少量から始めてください。
万が一アレルギーを発症した場合でもすぐに病院に行けるように、かかりつけの病院が開いている平日の午前中などに与えましょう。
ブリは鮮度が落ちると「ヒスタミン」が生成され、ヒスタミン中毒を引き起こす恐れがあります。 ヒスタミンは加熱しても分解されません。
そのため、ブリを購入する際は鮮度のよいものを選び、早めに使うように注意しましょう。
ブリは、アレルギーや鮮度に気をつければ、離乳食後期(生後9〜11ヶ月ごろ)から与えられる魚です。 照り焼きやブリ大根など、なんだかほっとする料理が多いのも魅力的ですよね。
子どもの成長に役立つ栄養も豊富に含まれているため、ぜひ食卓に取り入れて、おやこでブリ料理を楽しんでみてください。
ライター/監修者:haya(管理栄養士)
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