ピーマンもクリア！子どもが喜ぶ野菜料理の調理テクニック

苦手な食感・臭いを軽減！にんじんの調理法

にんじん特有の「硬い食感」や「独特の臭い」を抑えるには、油と一緒に調理することが効果的です。さらに、卵などの柔らかい食材や、ツナなどの旨味が強い食材と組み合わせることで、にんじんの存在感を和らげることができます。

【おすすめ：にんじんしりしり】

千切りにしたにんじんを油でしっかり炒め、和風顆粒だしや醤油で味付けします。最後にツナや溶き卵を加えて炒め合わせれば、にんじんの臭みが消え、お子さんでも抵抗なく食べられる一品になります。

ピーマンの青臭さは、細胞が壊れることで強くなります。そのため、繊維を断ち切るみじん切りではなく、繊維に沿って「縦方向」に切ることで、青臭さを抑えられます。

また、油を使って炒めると苦みがかなり和らぎます。

【おすすめ：じゃこピーマン】

縦切りにしたピーマンとちりめんじゃこを、ごま油でしっかり炒めて甘辛く味付けします。ごはんのおかずにぴったりで、かつおぶしを混ぜれば汁気も吸ってくれるため、お弁当にも入れやすくなります。

トマトの「酸味」や「皮の硬さ」は、加熱することで解決できます。熱を通すことで酸味がまろやかになり、皮も気にならなくなります。

さらに、チーズなどの乳製品と組み合わせると、味がマイルドになり食べやすさがアップします。

【おすすめ：トマトのチーズ焼き】

トマトの水分を軽く拭き取ってから、とろけるチーズを乗せて焼くだけの簡単レシピです。加熱して甘みが増したトマトとチーズのコクで、苦手意識がある子でも食べやすいメニューです。

今回ご紹介したにんじん、ピーマン、トマトは、どれも成長期のお子さまにぜひ食べてほしい栄養満点の野菜です。

どれも手軽に作れるレシピばかりですので、ぜひ献立に取り入れて、お子さまと一緒に野菜の美味しさを発見してくださいね。

（おやこのへや編集部）