小学校の大きな行事である林間学校。言葉は漠然と知っていても、林間学校について詳しく知らない人もいるでしょう。「修学旅行とどう違うの?」「スケジュールや持ち物がよくわからない…」そんな声も聞きます。
そこで本記事では、林間学校にまつわる不安を解消すべくアンケート調査を実施してみました!詳しい活動内容やスケジュール例など、先輩ママパパからの体験談を紹介します。林間学校はわが子が親元を離れ1人でお泊まりするもの。子どもが楽しく有意義に過ごせるよう、内容をよく知っておきましょう!
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林間学校とは小・中学校で行われる行事の1つです。高原や山などの山間部で自然に囲まれ、ふだんの学校生活では難しいさまざまな体験をします。また集団生活を通じて、仲間との協力や自主性など心身の成長をはかります。
地域や学校にもよりますが、林間学校は小学校5年生で初めて行く人が主流。林間学校についておやこのくふうでアンケート調査したところ、もっとも多い回答が「初めての林間学校は小学校5年生のとき」(38.0%)でした。続いて「小学生未満」(7.5%)、「小学校4年生」(5.3%)という結果になりました。
ただアンケートの第2位は「林間学校に行っていない」との回答で、全体の33.7%を占めていました。本来なら林間学校に行くはずの年に、コロナ禍のため中止になってしまったケースも多くあるようです。
小学校や中学校での宿泊行事というと、ほかに修学旅行や臨海学校があります。これらは林間学校とどう違うのでしょうか?3つに明らかな区分はなさそうですが、大まかに下記の違いが見られます。
一方修学旅行は小学校・中学校の最終学年で行われることが多く、卒業前の思い出作りとしての一面もあります。国内の観光地や地元にゆかりのある都市を訪れ、観光しつつその土地の産業や歴史などについて学びます。筆者の地域(千葉県)では小学校の修学旅行で箱根方面へ行き、芦ノ湖の遊覧船に乗るのが恒例です。
関東地方では、栃木県の日光など歴史ある街に行くことが多いようですね。
「林間学校」は山間部に行く宿泊学習の一般的な呼び方ですが、地域や学校により言い方が異なります。ほかにどんな言い方をするのか、その例を挙げてみました。
林間学校では大自然ならではのことを体験します。内容は学校や地域によりますが、林間学校でよく行われる活動例を紹介します。
林間学校では家族と離れて泊まり、お風呂や寝る前のしたくなどすべて自分で準備します。このように林間学校では、ふだんの生活ではなかなか得られない体験をします。
小学校の林間学校は1泊2日が主流です。国立青年教育振興機構による全国的な調査では、小学校の半数以上となる59.6%が1泊2日で林間学校を実施していました。次に多いのは2泊3日(33.1%)でした。1泊2日が多い理由として「児童にとって無理なくちょうどいい」「授業に支障がない」「十分に効果が得られる日数である」などが挙げられます。
昨今はコロナ禍のため林間学校を中止する学校も多くありましたが、2022年度には学校行事を復活させる動きが高まりました。筆者の子どもの小学校でも、2021年度の林間学校は短縮版として日帰りでしたが、2022年度は本来の1泊2日で実施できました。
林間学校は子どもたちにとって貴重な体験になります。まだまだ感染対策による行動の制限はありますが、やはり行事の復活はうれしいものです。
小中学校の集団宿泊活動に関する全国調査|国立青少年教育振興機構
林間学校の内容はわかりましたが、持ち物は何があるのでしょう?定番の持ち物をまとめました。実際に林間学校に必要な持ち物は、多くの場合学校が配布する「しおり」に記載されています。また学校により持って行ってはいけない物もありますので、しおりの内容をよく確認してください。
女の子の場合、まだ初潮を迎えていなくても林間学校で急に生理が始まることがあります。万が一の事態を想定し、自分1人でナプキンや下着を処理できるよう、林間学校に行く前に練習しておくと安心です。
小学校の林間学校について、筆者の子どもの小学校で行われた実際の行程表や、先輩ママパパの体験談を紹介します。地域や学校により内容は変わりますが、参考にしてみてください☆
筆者の子どもの小学校では、毎年5年生が1泊2日で林間学校へ行きます。2022年度は下記のスケジュールで開催されました。宿泊先は山間部にある市の施設で、バスで1時間ほどの距離。現地では飯ごう炊飯(カレー作り)やキャンプファイヤー、室内レクリエーションなどを楽しみました。
筆者の子どもの小学校では前項のスケジュールで林間学校に行きましたが、ほかにどんな活動例があるのでしょう?みんなの体験談を集めました!
林間学校では子どもが1人で荷物を整理します。そのため林間学校用のバッグは、子どもが無理なく扱えるかどうかが重要になります。実際に選ぶときにどんな点に注目するといいのでしょう?
林間学校用のバッグは、リュック型やボストン型が子どもにも使いやすく人気です。先輩ママパパへのアンケート調査では、林間学校に持って行ったバッグについて「ボストン型」と「リュック型」の回答がほぼ半数ずつを占めていました。
リュック型とボストン型どちらにするかは、荷物を持ちながらの移動時間により決めましょう。学校から現地までバスで直行する、荷物は宿泊施設に置きっぱなしにするなど、荷物を持ち運ぶ時間が短いならボストン型がおすすめです。
ボストンバッグは作りがシンプルで使いやすく、開口部が大きく荷物を整理しやすいからです。
一方、現地まで公共機関を使うなど荷物を持って移動する時間が長いなら、リュック型が便利。リュック型ならふだんのランドセルのように背負えるため、小学生にも扱いやすいメリットがあります。
荷物の重さを背中全体に分散でき、長時間移動する際も体への負担が少なくて済みます。なかにはサイドポケットの大きさを自由に変えられるタイプもあり、荷物が増えたときに柔軟に対応できます。
林間学校では着替えやタオルなどを入れる大きなバッグのほか、活動用の小さなバッグも必要です。活動用のバッグには筆記用具やしおり、タオルなど実際の活動に必要な物をまとめます。
活動用のバッグは両手が空くリュックやナップザックがおすすめ。動きやすいだけでなく、もしものときに両手が使える安心感があります。ナップザックなら厚みがなく、上からレインコートも羽織りやすいため便利。学校により家庭科の授業で製作したナップザックを使う場合もあります。
リュックやバッグの容量は、荷物をすべて入れたときに余白のあるものがおすすめです。 林間学校用のリュックやバッグの容量は、<10L×日数+10L>を大まかな目安にしましょう。具体的な目安は下記のとおりです。
クラフト工作の作品やおみやげなど、林間学校では帰りの荷物が増えがちに。行きの時点で荷物がぴったり収まっていると、帰りはパンパンになりあふれてしまう可能性があります。
また子どもは大人と違い、荷物をきれいに詰めるのはなかなか難しいもの。「行きはママパパといっしょにきちんと荷造りできたけれど、帰りに自分1人ではうまくパッキングできなかった」なんて話もあります。ちょっとくらい荷物がぐちゃぐちゃでも、バッグの容量に余裕があれば安心です。
ただ、いくら容量に余裕があると安心とはいえ、「大は小を兼ねる」とあまり大きなバッグを選ぶのもNG。子どもの体格に対してサイズが大きすぎると扱いにくくなります。
活動用のリュックやナップザックは、必要な持ち物がすべて入ればOK。学校から配布されるしおりを確認し、中身をスムーズに出し入れできるサイズにしましょう。
林間学校用のバッグは、その後も長く使えるようデザイン性もチェックしましょう。おしゃれなデザインやスポーツブランド製なら、中学生以降も部活や宿泊行事、ふだんの家族旅行に使えます。
林間学校用のバッグに限りませんが、小学校高学年からの持ち物は今後も見据えて選ぶのが1つのポイントです。今の好みも大切にしたいところですが、中学生以降も使えるかどうか注目してみてください。
小学校5年生くらいの子にぴったり!林間学校におすすめのリュックやバッグを紹介します。
1泊2日や2泊3日を想定し、30~40L程度のものを中心にピックアップしてみました。ブランドや商品によりデザインや素材もさまざま。わが子が気に入ってくれるかどうかチェックしてみてくださいね。
※いずれの商品も容量やサイズは概算です
まずはアウトドアブランドのモンベルから、1泊2日の林間学校に使える25Lサイズのリュックを紹介します。こちらの特徴は荷物の量に関わらず安定して背負えるよう、バックパネルにフレームを内蔵させたこと。通気性のいい素材を使用しているため、長時間背負っていても蒸れにくく快適です。
容量約30Lと1泊2日の林間学校にちょうどいいリュックです。パタゴニア製品の多くはリサイクル素材を使用しており、こちらも環境に配慮して作られています。付属のポケットは常備薬や洗面用品など細かいものを仕分けるのに便利。シンプルでママパパも兼用できるデザインです。
こちらのリュックはフロントやサイドにポケットをたくさん備えており、持ち物を細かく仕分けられます。肩ストラップは人体工学に基づいて設計されているため、体への負担を分散してくれます。ミリタリー調のデザインがスタイリッシュ!
こちらのリュックは容量を変えられる優れモノ。サイドポケットを広げたときにロゴが現れる点が、とってもおしゃれですよ。ポケットも充実していて荷物をすっきり収納できます。バイカラーがあざやかなデザインです。
コールマンのリュックサックは、ネイビー×ボーダーデザインがGOOD!こちらもサイドのファスナーを開くとマチが広がり、収納量が9Lもアップします。思いがけず帰りの荷物が増えたときも助かりますね。
続いてボストンタイプのバッグを紹介します。こちらは開口部が大きくU字型に開くため、荷物の出し入れもラクラク!持ち手を肩に掛ければリュックのようにも使えます。底にもブランドロゴがあり、背負ったときにチラッと見えるのがポイントに。スポーティーなデザインで中学・高校に入ってからも長く使えそうです。
プーマのボストンバッグは大きなロゴが目を引きますね!メイン部分の容量は35Lあり、1泊と2泊どちらにも対応できます。サイドにもポケットがたくさんあるので便利。シューズ入れもあり、上履きをサッと取り出せます。中学校の部活でも活躍してくれそうです。
こちらは全13色と豊富なカラー展開が魅力!カラフルなバッグなら林間学校の楽しい気分もさらにアップしますね。みんなの荷物をまとめたときも、自分のバッグをパッと見つけられます。サイドには濡れたものを入れられる乾湿ポケットつき。
OUTDOOR PRODUCTSのボストンバッグは、開口部がガバッと大きく開くのが特徴です。荷物を出し入れしやすく、初めての林間学校にもおすすめです。フロント部分のメタル風ファスナーがポイント。持ち手は1つにまとめられ、手が痛くなりにくい設計です。付属のショルダーベルトで肩にも掛けられます。
小学校高学年の子に大人気!イーストボーイのボストンバッグです。どのカラーも内装がピンク色でとってもキュート。内側の色が明るいと荷物を見渡しやすいメリットもありますよ。大型のサブバッグも付属しており、予備の服などを入れるのに便利です。
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近年は林間学校も復活しつつあり、楽しみにしている子どもたちも多いはず!スケジュールや持ち物など、林間学校の詳細をあらかじめ知っておけば、より充実したものになります。先輩ママパパの体験談もぜひ参考にしてみてください♪
《調査概要》
※紹介している商品は、おやこのくふうで販売しているのではなく、各サイトでの販売になります。各サイトで在庫状況などをご確認ください。
※記載の情報や価格については執筆当時のものです。価格の変更の可能性、また、送料やキャンペーン、割引、クーポン等は考慮しておりませんので、ご了承ください。
ライター Ayako.O
学校ではしっかり者、家では甘えんぼな姉と、最近料理に目覚めつつある弟、2人の小学生を持つママです。子どもたちの成長はうれしい反面、小学生ならではの悩みも新たに生まれて、まだまだ子育てに模索する毎日です。
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