電車内で…「クマちゃんない!」と泣く子ども。だがドアが閉まる寸前⇒“全力疾走”した男性の行動に涙…

電車内で…「クマちゃんない!」と泣く子ども。だがドアが閉まる寸前⇒“全力疾走”した男性の行動に涙…
毎日の通勤や通学に欠かせない公共交通機関。 今回はそんな公共交通機関にまつわる『心温まるエピソード』をご紹介します。
目次

閉まるドアへのナイスパス

これは、私が当時6歳だった頃の出来事です。

その日は家族で某有名テーマパークへ行き、一日中遊んでクタクタになっていました。 帰りの電車は閉園間際ということもあり、車内は私たちと同じように遊び疲れた人たちでいっぱいです。

しかし、ようやく席に座れて「つかれたー」と一息ついた瞬間でした。 抱えていたはずの「クマのぬいぐるみ」が、手元にないことに気づいたのです。

心臓がドキッとしたのを覚えています。 慌てて周りを見渡しますが、どこにもありません。

慌てて「クマちゃんがない!落とした!」と母に訴え、目を潤ませる私。 しかしそんな私をよそに、無情にも「ドアが閉まります」というアナウンスが流れて扉が動き始めました。

もう間に合わない…そう思った次の瞬間です。

ホームにいた若いお兄さんが、私が外のベンチに置き忘れていたぬいぐるみに気づき、こちらへ走ってきてくれたのです。 そして完全に閉まる直前のドアの隙間に手を伸ばし、私に向かってサッとぬいぐるみを渡してくれました。

お礼を言う間もなくドアは閉まり、電車は走り出しました。

窓ガラス越しに遠ざかっていくお兄さんを見ると、お兄さんは微笑んでいました。 見知らぬ人の温かい行動に救われた、今でも忘れられない思い出です。

(男性/21歳/学生)

※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。

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監修者

おやこのへや編集部

心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。

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