エピソード記事

困っている人に手を差し伸べる…当たり前のようで、実は勇気がいることですよね。 でもその優しさが、巡り巡って素敵な奇跡を呼ぶことも。 今回は、そんな心温まる『情けは人の為ならず』な実体験をご紹介します。
目次

消雪パイプと千円の封筒

数年前、全国ニュースにもなるような記録的な豪雪に見舞われ、地域の病院や学校、公共交通機関すらストップしてしまった時期のことです。

車も出せないので、仕方なく近所のスーパーまで徒歩で買い出しに行った帰り道でした。 目の前で若い女性が運転するトラックが雪にタイヤを取られ、スタックして動けなくなっているのを見かけました。

頭では「うわ…面倒だな」と一瞬思ってしまうのですが、雪国の性でしょうか。 体は勝手に救助に向かっていました。 すると、どこからともなく近所の人たちも颯爽と集まってきて、私を含めた男性5人がかりでトラックを押し出すことになりました。

みんなで力を合わせ、なんとか脱出に成功。 「ありがとうございます!」と窓から手を振って去っていく女性に対し、一緒に押した近所のおじいちゃんが「止まるなー! またハマるぞー!!」と叫んで見送ったことが印象に残っています。

その光景にやれやれと苦笑いしながら、私はすぐにその場を去りました。

後日、あのとき叫んでいたおじいちゃんからふと声をかけられ、1,000円が入った封筒を渡されました。 驚いて理由を聞くと、なんとあのトラックの女性は近所でも有名な建設業一族の方だったそうです。 「助けてくれたお礼に納めてください」と、町内会にかなりまとまった額のお金を寄付してくれたのだとか。

その寄付金のおかげで、長年予算不足で停滞していた町内の「消雪パイプ」の調整工事が一気に進んだそうです。 その恩恵にあやかり、近年は家の前の除雪が劇的に楽になりました。

あのときの雪かきが、まさかこんな大きな恩返しになって帰ってくるとは思いもしませんでした。

(女性/33歳/会社員)

※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。

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監修者

おやこのへや編集部

心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。

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