子育てをする中で避けては通れないものの一つが「ママ友」。ママ友との付き合い方がわからず、苦労した経験のあるママ・パパもいるのではないでしょうか。
そもそもママ友がいなくても、子どもの成長に悪い影響はありません。しかし、ママ友がいることにメリットがあるのも事実。最近のママ友事情や体験談を参考に、自分にとって最適な「ママ友との付き合い方」をママライターのFusaeとともに探ってみましょう。
子どもが幼稚園や保育園に入園すると、知り合いのママ同士やグループを見て、焦ってしまうこともあるでしょう。
しかしママ友がいないことは、まったく恥ずかしいことではありません。第一生命経済研究所の調査によれば、近年はコロナ禍による生活の変化も相まってママ友・パパ友がいない人が増えており、親の約半数は「ママ友・パパ友がいない」と回答しています。
新型コロナウイルスの影響で子ども向けイベントや学校行事が中止になったり、人数が制限されたりといった背景もあり、今やママ友がいないのはよくあること。ママ友がいないことは恥ずかしいことではありませんので、安心してくださいね。
参照元:もうママ友は必要ないのか~現代における「子どもを介した友人」の価値を考える~(第一生命経済研究所)
「付き合いが面倒」「トラブルが起こりがち」などマイナスなイメージもあるママ友ですが、メリットもたくさんあります。
ママ友は、子育ての喜びや苦労を共有できる存在です。困った時に助け合えたり、話すことで気分転換ができたりします。子ども同士を遊ばせながら、ママ友同士でお茶を楽しむこともめずらしくありません。
子どもが生まれてから行動範囲が狭くなった・友人と時間が合わずなかなか会えないという方は、「ママ友」という新しいコミュニティで刺激を受けるのも良いでしょう。
また、ママ友の情報網は時に驚くべき威力を発揮します。どこにでも情報通のママはいるもの。筆者もママ友から地域のイベントやお得なサービス、幼稚園の裏話などを教えてもらった経験があります。自分で探さなくても、情報が手に入るのは大きなメリットです。
しかし、最近は自分で探せば、インターネットやSNSから必要な情報が手に入ります。気分転換の方法もたくさんあるので、ママ友がいなくても大きく困ることはありません。
ママ友との付き合いはメリットばかりではありません。ママ友がいない方が楽だと感じることもあります。2023年にARINA株式会社が行ったアンケート調査によると、「ママ友との付き合いで1番大変なことは?」の質問に対し、下記のような結果が出ました。
そのほか同調圧力を感じる時や、マウントをとられた時といった回答もあります。子どもという共通点のみでつながるため、付き合いに気疲れを感じる人も多いようです。それぞれどんな悩みがあるのか具体的に見てみましょう。
うわさ話が好きなママがいる一方で、うわさ話には興味がないママもいます。子どもの前でうわさ話をすることに抵抗があるママ・パパもいるでしょう。
自分のことをあれこれ言われたくないので、うわさ好きの人とは深く関わらないようにしているママも。「合わない」と感じたら、適度に距離を置くのも良い方法です。
子ども同士がけんかをしてママ友と気まずい雰囲気になったり、言葉のやり取りに困ったりした経験のあるママもいるのではないでしょうか?子どもはすぐに仲直りしても、親同士にわだかまりが残ってしまうことも…。
とくにケガや物の破損などが関わる場合に謝罪のレベル感や金銭的補償など、対応が価値観によることも多くトラブルになりがち。
できれば子どもを見習って、すぐに気持ちを切り替えたいものですね。
金銭感覚が異なるママ友同士で食事に行ったり、イベントを企画したりするときは要注意です。お店や食材選びで意見が合わず、なかなか決まらないことも。
経済状態や考え方によって、どこにどれだけお金をかけるかは異なります。お金が関係する時は、金銭感覚が同じママ友の方が付き合いやすいと感じるでしょう。
「気づいた時にはLINEグループのやり取りが終わっていた」なんて経験、ありませんか?返信のタイミングや言葉遣い、スタンプの有無など、LINEのやり取りに気を使うママも多いようです。
ママ友のグループLINEは面倒だと感じつつ、自分だけ浮かないように周りに合わせているママも。共通点が「子ども」だけのママとは、本音で話しにくいのが現実のようです。
ママ友会に苦労するママ・パパもたくさんいます。あまり親しくないママ友同士の場合、話題に気を使い、愛想笑いをしてやり過ごすことになります。
行きたくないのに行かざるを得ない雰囲気になるのがつらい・忙しいのに困るといった意見も。どうしても気が進まないなら断るのも◎。
交友関係を広げたいならママ友を作るのが良いですが、人付き合いや気を使うのが面倒に感じるなら無理にママ友を作る必要はありません。顔を合わせたら挨拶する程度でも大丈夫です。
ママ友との付き合いにはメリット・デメリットがあります。自分の気持ちに従って、ママ友との関わり方を決めましょう。
ママ友問題を考えるとき、気になるのが子どもが小学生になったあとのことでしょう。先生と保護者が直接情報をやりとりできた園時代と違い、情報が「学校ー子どもー保護者」と子どもを通じて伝わるため、親が欲しい情報が正確に伝わらなかったり、わかりにくいことも…。
最低限の世間話や情報交換できるママ友ができると、心強いもの。無理に親しくしなくても、何かあった時は気軽に声をかけられるママ友関係は作っておくと良いかもしれません。
子どもの入学を機に引っ越しをしたり、園時代のお友だちと学区が分かれてしまうこともあるため、小学校入学時は意外と新しい関係性が築きやすいもの。
など徐々に気の合うママを探してみるのも手です。小学生になると子どものつながりから自然にママもつながるケースが増えるでしょう。
しかし小学生になったからといって、気が進まないのに焦ってママ友を作る必要はありません。
多くの先生は「わからないことがあれば、電話でも連絡帳でも聞いてください」と言ってくれることがほとんど。また最近では学校からの連絡もていねいになっていたり、タブレットを使ったりと工夫がされているため、ママ友ネットワークの必要性は薄れているといえるでしょう。
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近年はママ友・パパ友がいない人も増えており、ママ友がいないのは恥ずかしいことではありません。ママ友との付き合いがつらいなら無理に親しくする必要はありませんが、自然な流れで気の合うママができることもあります。あまり深く考えすぎず、フラットな気持ちでママ友と付き合うのが良いのではないでしょうか。
ライター Fusae
元美容部員Webライター。元気いっぱいの男児の育児に奮闘中です。趣味は梅干し作りと味噌作り。肩こり・腰痛予防のため、ホットヨガを始めました。子育てにまつわる疑問や不安に、わかりやすい言葉で応えます。
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