「うちの子、乱暴なのかな…」と悩む親必見!すぐにおもちゃを壊すわが子が愛おしくなる、保育士の視点

「うちの子、乱暴なのかな…」と悩む親必見!すぐにおもちゃを壊すわが子が愛おしくなる、保育士の視点
せっかく買った新しいおもちゃを、数日も経たないうちにバラバラにされてしまった。 そんな光景を目の当たりにすると、物を大切にできない乱暴な子に育ってしまうのではないかと、親としては不安や苛立ちを感じてしまうものです。 とくに元気なきょうだいが一緒に遊んでいると、おもちゃはあっという間に想定外の姿に変わってしまいます。 しかし、子どもがおもちゃを壊してしまう行動の裏には、大人が考えるような悪意や乱暴さは隠れていなかったりします。 今回は、おもちゃを壊す行動を分解への探究心として捉え直し、そのプロセスを面白がるための視点についてお話しします。
目次

1. 壊すことは中身がどうなっているかを知るための実験

子どもがおもちゃの部品を外したり、叩いて割ろうとしたりするのは、決して物を粗末に扱っているわけではありません。 動く車や音の鳴る箱を見たとき、子どもはなぜ動くのだろう、どうして音が鳴るのだろうという強烈な好奇心に突き動かされます。

その不思議な仕組みを解き明かすためには、外側の殻を取り払って中を見るしかありません。 おもちゃを壊す行為は、世界をもっと深く知るための真剣な実験なのです。

2. 完成された結果よりも分解していくプロセスを重んじる

大人はおもちゃがきれいな形のままであるという結果に価値を置きますが、子どもにとっては完成された形を保つことよりも、そこから何が起きるかを試すプロセスそのものが最大の遊びになります。

元の状態を維持するという大人の常識を少し手放し、子どもが自分の手で物事の仕組みを解き明かそうとしているその過程にこそ、大きな価値があると視点を切り替えてみましょう。

3. 乱暴だと決めつけず探求のエネルギーを認める

バラバラになったおもちゃを見てすぐに叱ってしまうと、子どもは自分の純粋な探究心を否定されたと感じてしまいます。 まずは怒るのをやめ、どんな風になっているのか見たかったのだねと、そのあふれ出るエネルギーをそのまま受け止めてあげてください。

自分の知的好奇心を親が面白がってくれたという経験は、物事の構造を論理的に考える力や、未知のものへ向かっていく豊かな非認知能力の土台となっていきます。

4. 安全を確保しながらとことん没頭できる環境を作る

分解の対象が怪我に繋がるようなものでない限り、子どもが何かに夢中になっているときは途中で止めず、とことん没頭させてあげることが大切です。

小さなネジを誤飲したり、鋭利なパーツで手を切ったりする危険がないかだけを大人が静かに見守り、安全な範囲でやり切らせる時間を作ります。 十分に気が済むまで仕組みを観察できた子どもは、深い満足感を得て次のステップへと成長していきます。

5. 分解専用の代替品を用意して好奇心を存分に満たす

どうしても壊されたくない大切なおもちゃがあるときは、代わりにいくらでも分解していい専用のアイテムを用意するのがおすすめです。 不要になった空き箱や、100円ショップで買える安全なブロック、あるいは新聞紙を破る遊びでも構いません。

壊してもいいものを与え、心ゆくまで手先を動かして構造を変える楽しさを味わわせてあげることで、子どもは物を大切にする気持ちと探究心の両方をバランスよく学んでいきます。

まとめ

すぐに壊されてしまうおもちゃを見てため息をついてしまうのは、あなたが子どもに物を大切にする優しい心を育んでほしいと真剣に願っているからです。

しかし、その小さな手は今、破壊しているのではなく、世界の不思議を一生懸命に解き明かそうとしている最中です。 次におもちゃがバラバラになっているのを発見したときは、乱暴だと嘆く代わりに、また一つ大発見をしたんだねとおやこで笑い合い、そのたくましい探究心を一緒に面白がってあげてくださいね。

ライター / 監修:でん吉(保育士)

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執筆者

保育士 でん吉

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